朝が早くなってきた

 晴れ時々曇り、気温はマイナス11度。

 一日一日と夜明けが早くなっており今では6時前に夜が明けている。6月の夏至までまだ時間はあるが、夏至に成れば夜明けは朝の4時を切る時間に成るのだからあと2時間は確実に早くなっていく。

 更に、今日の日中は気温が上昇し雪解けが進むという事だからもう一月もすれば土が顔を出す。季節の移り変わりは、目に見えるほど進むという事である。この感覚は、一年中夏の国に住む人には判らない感覚なのだろうと思う。

 

 北に住む人たちは、季節の移り変わりに敏感になり、赤道近くに住む人は季節の移り変わりを知らず時の流れの感覚が長いのではないかと思う。

 周りの景色が余り変わらなければ何月何日という事も気にならなくなる。きっと亀に連れられて竜宮城に向かった浦島太郎も、南国の島に連れられて行き、毎日、同じ景色を見ることで時の立つのを忘れてしまったのだろう。

 だから、乙姫様も浦島太郎が元の世界に戻って困らぬように、玉手箱を開けて急に年を取ったと信じさせようとしたのだろう。

 一年の移りかわることがハッキリわかる道民は、日本人の中では年を取るという事をより実感しているだろう。