コンサの若手は?

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 昨日は、Weekly Consadole とコンサにアシストの放送があった。両方とも結果的には録画で見たのだが、日曜日に行われた東京Vの試合がメインに成っていた。

 コンサドーレのチャンスが何となく多そうに見えたが、あれは編集のマジックである。実際は相手の圧力とパスミスの連続から苦し紛れのロングボールの放り込みが目立ち、パスで攻め上がってもシュートタイミングを逃したり、トラップミスと負けるべくして負けた試合だった。

 今度の日曜は岐阜と対戦するが、果たして先発メンバーはコンサにアシストで予想された顔ぶれなのだろうか?小野は臀部の負傷が伝えられ、稲本も筋肉系の痛みがあるという事なので、先発は難しいかもしれない。更に増川の代りに福森が入るような予想であるが、果たしてそうなるのだろうか?

 開幕前の四方田監督のインタビューの答えに、それぞれの位置に複数の人間が候補にあり誰が出ても良いというような言葉が有った。その割には開幕戦にはベテランが中心で出場し、マセードとジュリーニョが先発というよう若手が入り込む隙間は無いように思えた。

 開幕戦の不甲斐なさを理由に思い切ってメンバーを変えてくるかと思えばそうでもなさそうで、代わりに福森とヘイスが入る形なら、本当に戦力がアップしているのか疑わしい。

 開幕戦スタメンだった進藤は、確かに良い選手だと思う。その良さはやはり思い切りだろう。積極性が今までのコンサドーレの若手選手に無い善さだと思う。その上の中原、神田、深井、永坂、内山等はその積極性に掛けるというか内に秘めた能力を隠して見せていない(そもそも能力が無いと言うとお話にならないが)。その中で唯一表現力がある堀米はキャンプ中の怪我が長引いているようだが、次節は控えに入るような予想である。

 あれだけ練習試合で使ってもらいながら結果を出さなければ次に使ってもらえないプロの厳しさを若手はひしひしと感じていることだろう。その気持ちはよく判る。練習では上手くいくのに試合では実力が発揮できないもどかしさ、或いは、試合に出ることで自分の良さが判って貰えるはずなのに監督は使ってもらえないと思う悔しさは、スポーツに限らずどの職業でも経験する事柄である。

 その時どう耐えるかが問われる。その間じっと我慢を重ねチャンスが来るまで黙々と練習を続けるか、或いは直談判して自分を使ってもらえるように意見して一か八かに掛けるか、或いは、使ってくれない理由が自分の能力は高くないと自覚して他の道を選択するかである。

 きっと若手選手にもまだチャンスは与えられるだろうが、徐々にその回数は減って来る。そのまわってきたチャンスに結果を出すことが求められるのはプロサッカー選手として生きるには仕方がない所である。

 ベテランが怪我をしてフル出場できない状況ならその代りに出てレギュラーに定着してやるという強い気持ちで立ち向かってほしい。失敗しても君たちの人生は決して終わりでは無い。