リーダーシップ

 晴れ、気温は11度と機能と比べて非常に暖かい。今年は雪解けが早く芝生はすでに全面緑色をしており、早咲きの花はすでに開き始めている。

 

 自分が非常に疲れているのを実感できる。その一つの原因は、人を引き付ける何かが不足してることなのだろう。あるいは、周囲を納得させる何かが無い。

 

 自分が何かをやり遂げようとする場合、周囲の人間関係の構築が重要である。そこに入ってくるのが、人の好き嫌いである。仲良し仲間に嫌いな人を入れないのは当たり前である。幾らオープンな会をうたっていても、波長が合わない人間が加わればそれを排除しようとするか、事前に仲間に加えないようにする。

 ただし、そういった排除の理論を持ち出すと会社などの運営は上手くいかない。同じ理想を達成するために集まったはずの会社が、やがて同床異夢に陥り崩壊していくように、考えが違うというだけで排除してしまうと結局誰もいなくなるということになる。そのため上に立つものは、努めて同じ意識を保つために教育したり自分の考えを表明し賛同者をつのる。それがマネジメントというものである。

 しかし、理想を追求するあまり、自分の意見に賛同するものばかりを集めようとリーダーが動き始めると、その中に派閥が生まれ求心力を失っていくことになる。それを防ぐには、せめて上に立つ人間の行動の質が必要である。

 自分にその資質があるかと問われれば、無いのだろうと思う。大きな組織を動かす力はない。ただし、自分の下にいる人たちのためを思うとそういう人間が上にいることが不都合だろうと思う。それを考えるとすごく虚しさを感じるのである。