アメリカ大統領選挙

 晴れ、気温はマイナス1度。

 今日は、日本海側が大荒れの天気という予報である。樺太付近にある低気圧は、台風並みに発達しており、強風を北海道にもたらしている。

 低気圧がもたらす西風は、シベリア上空から寒い風を北海道に扇風機のように運んでくるが、明日くらいから風は止み穏やかな日が戻りそうだが、高低高低と数珠つなぎで高気圧と低気圧が北海道上空を通り抜けていくため荒れた天気が続くのは間違いない。

引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN08H0F_Y6A101C1000000/) 

米大統領選は8日、投票が始まった。各州に割り当てた合計538人の「選挙人」の獲得を競い、過半の270人を得た候補が来年1月に次期大統領に就任する。異例の中傷合戦となった選挙戦は、民主党候補のヒラリー・クリントン前米国務長官共和党候補の不動産王ドナルド・トランプ氏の支持率が接近したまま投票日を迎えた。

 今頃、アメリカでは大統領選挙の投票が締め切られ、今日中に結果が分かるらしい。どちらが大統領になっても日本に大きな影響を及ぼすだろう。

 日本国民にとってトランプよりはクリントンが良いと思っている人が多いかもしれないが、大統領選が進むにつれ保守主義の傾向がどんどん強まっている。他国よりアメリカを優先しろという流れである。

 多国籍国家といわれて久しいアメリカでさえ、今後、他国からの移民の受け入れを抑えてくる可能性が高く、産業も国内生産以外の他国の生産品に対して色々な障壁をこさえてくるだろう。

 移民の国アメリカが移民を拒否するのは、それだけアメリカという国の歴史が長くなってきたということだろう。アメリカがイギリスからの独立宣言を行ってから240年。まだまだ国としての歴史が浅いが、純粋なアメリカ育ちの人間が既に8代程度の歴史を持つようになった。既に、出身国の話題を語る老人はいくなりつつある。

 もし、アメリカが一国主義に変わり始めたとしたら、アジアの覇権は、中国のものとなる可能性が高まってくる。あれだけ、中国国内の産業が不景気化してき始めていると言われていても、その影響が出てくるのは10年ほど掛かるだろう。その間にどれだけアジアに影響力を発揮するかわからない。

 今の日本もバブル時期から30年程度経過したが、アジアに対する影響力は残っている。その頃の影響力も徐々に陰りを見せ始めているのが現実である。

 アメリカが衰退と繁栄を繰り返す原動力は、移民国家という外部からのエネルギーがあってはこそのものだった。もし、アメリカがそれを止めるとき、また、衰退の時期を迎える可能性が高くなったが、それでもやはりその流れは変わることは無い。

 結論は、どちらが大統領に選ばれようとも日本には大きな負の影響が及ぶだろうことは間違いない。その時に、日本の立ち位置がどちらになるのか選択が求められるだろう。安倍政権も長くは続かないだろう。