W杯予選

 雪、気温はマイナス1度。夜中に降った雪は15cm程積もった。その間の降水量は5mlほどなので体積でいうと15倍以上も増えるわけである。大雪だけれどもこの雪も週末には日向にあるものについては全てきれいに融けてしまうのだろう。

 今日の夜中は、日本代表がW杯の予選でUAEと戦う。以前なら眠い目をこすりながらでも見ていたのだが、今では予選は勝ち抜いて欲しいが無理する必要は無いと感じている。

 日本サッカーのお偉いさんが日本代表の不人気を嘆いていたが、少し贅沢だと思う。何故ならJリーグも開幕し、サッカー不安と呼ばれる大多数が地元チームを応援している。更にあれなのは、やはり日本代表の中心が海外組ということだろう。もし、代表の中に応援する地元チームの選手が選ばれていたら必死で応援するかもしれないが、何となくだが海外組といっても最近の活躍は目立たないし、何となく以前より親近感がわきにくい。

 きっと他の国もそうではないかと思う。既にヨーロッパの各リーグは、チーム構成が多国籍になりそもそも自国の選手の割合が少ない。そういうチームを我がクラブとして応援するのだから代表を意識するのは本大会くらいなものではないかと思う。

 アルゼンチン代表のメッシなどは、世界中のだれもがスペインのバルセロナの選手という認識でいるだろうと思う。彼がアルゼンチン代表として試合に出たとしてもそれが何だということになる。そんなものである。

 それでも放送するテレビ局は日本代表の試合ということで盛り上げようと必死だが、余りにもそれがあおりすぎなため徐々にそのフレーズに嫌気がさしてきた感じがする。あまりにも大げさな表現を聞かされ続けると却って周囲を覚めさせることになると何故気づかないのかと小一時間問い詰めたい気がする。

 煽ればあおるほど本当にそれが大事な試合なのと疑問符が付くようになるというのは、ある意味サッカーレベルが上がったからかもしれない。ある意味W杯予選は通って当たり前という感覚なのだろう。慣れというのは本当に恐ろしい。