雨、気温は20度。雨なので上着を着て外に出たが意外と暖かい。これも南風に乗って暖かい空気が北海道に送り込まれた影響である。今のところ日本上空では雨雲は北海道の上にしか掛かっていない。

 ことわざに、「暑さ寒さも彼岸まで」というものがある。寒さも春分の日まで暑さも秋分の日までを意味する。北海道ではおおむね本州よりひと月先に季節が進むので。8月の今頃が丁度良い季節と言うことになる。

 暑さが厳しいときは寒さを恋しがり、寒さが厳しいときは暑さを恋しがる。熱帯夜の寝苦しい夜にクーラーを付けずになる苦しさなどは、北海道では2,3日しかないが、それでもクーラーを欲しがる。そんなものはいらないといってもその暑さが我慢できないのは現代の便利さに慣れてしまったのだろう。

 これから北海道は収穫の時期を迎え短い秋が来る。収穫が終わればもう目の前に冬の足音が迫っている訳で、それが一年の終わりを感じさせる。

 冬が終われば春が来るのだが、来年の春を願ってもそれは先走りすぎである。これから来る一日一日を楽しむことが出来なければ何も残らない。

 

 一年というのはきっと先を見てはいけないのだろうと思う。先を見ては楽しむどころか悲しくなる。今の自分がそういう時期になっているのだと思う。

 

 一日一にを楽しむことはそう簡単ではない。