米朝会談は実現するか

 晴れ、気温はマイナス14度。ようやく暖かくなったと思ったら急激に冷え込んだ。これで雪解け道もツルツルに逆戻り。滑れば危ない冬道に逆戻りである。しかし、木金と雪或いは霙、雨と日中の気温はプラスになりそうなので、この氷道もザクザク道路になる。

 

引用 時事通信https://www.jiji.com/jc/article?k=2018030700179&g=use

トランプ米大統領は6日、南北首脳会談開催が合意され、北朝鮮が非核化をめぐり米国と対話する用意があると表明したことについて「非常に前向きだ。(事態が改善すれば)世界にとって素晴らしいものになる」と述べた。スウェーデンのロベーン首相との会談冒頭、記者団に語った。

 このニュース、今までの北のやり方を見ている限り時間稼ぎに使われるのだろうと思う。その時間稼ぎとは、核弾頭の生産とICBMの開発である。アメリカに届く距離のミサイルを製造してしまえば後は話し合いのテーブルについても強気で交渉できるし、以前と同じように大手向きは国際社会に従うが、陰では外貨稼ぎに精を出すためアンダーグラウンドでやりたい放題するつもりなのだろう。

 彼らの約束は、破られるためにある。それは、どこの国も同じことだろうが、自国、そこに君臨する金王朝の繁栄のためならどんな手段でも取るつもりろう。

 更に、北朝鮮への締め付けの影響は必ずあるはずで、国民にも不満が高まっているだろう。そこで国民をある程度納得させるためには、制裁を解除してもらう必要がある。そのためにも一度テーブルに着き制裁解除をしてもらう算段であるのは間違いない。

 もし、制裁解除するなら、核放棄までの間、国連軍の常駐や金正恩の退陣までを視野に入れて交渉する必要がある。それが無ければ制裁解除しない位の動きが無いと上に書いたようにほとぼりが冷めれば核爆弾の所有とICBMの準備をまた繰り返すことは間違いない。

 アメリカの対応も実際は戦争をしたくないという気持ちは垣間見える。何故ならトランプは再選を目指しているからである。戦争を起こしてしまえばそれによる持ち出しは多大である。その資金はなるべく国内の産業に振り分けたいし、金持ちや企業に対しての減税に使いたいと考えているのだろうし、産業が復活すれば労働者も潤うことが出来、再戦の追い風になる。

 そのためには、北朝鮮を戦う前に降伏させたいと考えているのは当然のことだろう。果たしてそれにより北朝鮮との駆け引きに将来の禍根を残すことが無ければ良いが、この先は、部外者である者にとってただ見守るしかない。