基地問題

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引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180829/k00/00m/010/092000c) 

沖縄県翁長雄志知事の死去に伴う知事選(9月30日投開票)で、翁長氏の後継として出馬する意向の自由党玉城デニー幹事長(58)=衆院沖縄3区=が28日、野党5党派の代表と東京都内で相次いで会談した。自由党小沢一郎共同代表が付き添い、全面支援を各党に念押しした。小沢氏は24日に沖縄県を訪れ、翁長氏を支えた「オール沖縄」勢力とも接触。「剛腕」と評される小沢氏の関与を与党は警戒し始めた。

 自分が沖縄に住んでいないため沖縄県民の方の気持ちはよくわからない。沖縄が永続的にアメリカ米軍の駐留地である必要は無いと思っている。世界が平和であれば地球上に軍隊という戦う組織は必要がないのだから、世界が平和であれば何時かは軍隊も無くなるはずである。その平和を追い求めることは決してあきらめてはならない。

 沖縄の綺麗な自然を残して欲しいし、あの島の中央にアメリカの基地があるのも不自然である。できることなら無い方が良いに決まっている。もし、今回の知事選の勝利でアメリカ軍が基地を返還してくれるならそちらを望むだろう。

 短期的な目で見れば沖縄経済の影響が大きいかもしれないが、長期的な目で見れば沖縄に基地は必要ないというのは間違いないのは上にも書いたとおりである。

 今回の争点が基地問題とするならそれが可能な候補が知事になるべきである。それは、誰が考えても同意するだろう。

 

 沖縄の米軍基地の問題が必ず全国ニュースになる。反対に日本の自衛隊が地方の駐屯地を縮小するとなると今度は出て行かないでと国に訴える。自衛隊員がその地方の経済を支えているからである。人口もそうであるし、基地がある故の補助金が出るからである。

 自衛隊という名称であるが、他の国からは軍隊と見られている存在である。本来なら自衛隊の基地が撤退すれば喜ぶべきところなのだが、それは存在しておらいたいと考えている。突き詰めれば同じ目的で存在する基地問題でところ変わればという考えが存在する。

 世界が平和であれば、アメリカ軍もいらないし、日本の自衛隊も軍隊としての存在価値は無い。これも世界が平和になる前提で言えば必要のないものである。


 ここで何度も繰り返される世界が平和であるという前提というのは、全くもって前提でしかない。可能でありそうで不可能に近い前提である。人類が地球上に登場して以来記録物には必ず戦争の記述がる。記録に残る戦争もあれば記録に残らないような争いも起きている。

 人が人である内、戦争は無くならない。平和であるようにするには戦争を起こさないような仕掛けを作るしかない。戦争を起こさないような外部からの圧力である。それなしに人類は争いを抑制しようとはしてこなかった。解決方法は世界で一つの強力な軍隊があれば良い。北風と太陽で言えば北風の存在である。

 その強力な軍隊を誕生させるには、それを世界中の人々が容認することが必要である。多様な考えをもし尊重するなら世界の人が全て容認することは叶わない。

 悲観的かもしれないが、人類に戦争は付きもので戦争は無くなることは無い。一部の人は世界平和が実現すると考えているかもしれないが、それはあり得ない。そもそも、平和に対する解釈や価値観が違うからである。何を平和と呼ぶのか?


 沖縄の問題は、本当は多くの日本人が考えないといけない事柄である。日本の自衛隊が軍隊に代わりアメリカ軍の駐留が必要なければアメリカ軍が撤退する日も来るだろう。日本は日本の軍隊が守るといえば良いからである。しかし、現実は自衛隊が軍隊に変わるのに反対する人がいる。

 後は、アメリカの国力が弱まり日本に基地を存続できないような状態になることを祈ることだけだろう。