インフラ整備

 曇り、気温は4度。昨日の日中は気温が10度以上になり、更に夜には雨とこのところ毎年現れる気象となった。幸い朝方の冷え込みは酷くなくツルツル路面は免れた格好である。


引用 日経新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3852278004122018000000/) 

政府は老朽化した重要インフラを補修するため、2018年度から20年度までの3年間で3兆円超を投じる方針を固めた。年末に決める19年度予算案では1兆円程度を計上する。当初予算ベースの公共事業関係費は前年度より最大で2割増の7兆円規模と、10年ぶりの高水準になる。縮小してきた公共事業が増加に転じ、歳出の選別が急務になる。

 アメリカやイタリアで起きた老朽化した橋が落下する事故は他人ごとではない。日本でも笹子トンネルや日勝線トンネル天井落下事故など老朽化したインフラをそのまま使用していることの危険性が言われてきた。

 この日記でも度々書いてきたが、北海道の高規格道路は、山間部を縫うように走っているため橋脚が多く使われている。それは北海道特有の状況でもないが、人が住まないところを選んで道路を造るということはそういうことである。

 そんな橋が何時までも老朽化せず使えることはない。毎年傷んだ箇所を直し直ししていくことで半永久的に使用できる。その修理をおざなりにしていては使えるものもすぐに使えなくなるものである。

 これまで投資していた額よりも補修のほうが安くつくのだが、その範囲が広ければ広いほど経費は膨大になるのは素人でもわかることである。

 日本の隅々まで人が住み、暮らしていけばそこまでたどり着くためのインフラの整備が必要で、この先も人が住むという前提で考える必要がある。しかし、今後日本が経済的に今の現状を維持していけるようには考えづらく、縮小していくのではないかと予想されるわけで、そのことも併せて将来像を描かなければインフラ整備も将来の負担を増やすことにつながるだろう。