この先の未来

 雪、気温は0度.北海道上空を覆っていた寒気がアリューシャン列島のほうに移動しその間隙に暖かい空気が入り込む形となった.そのため今週は徐々に気温が上昇し、日中はプラスとなる日が続いている.圧雪だった道路もザクザクになり下手をすると車が埋まってしまう状態になってしまった.

 今週いっぱいはこの陽気は続くが湿った雪が降り、強い風とともに荒れた天気になる日もあるだろう.陽気につられ遠出をしたりする人は注意が必要である.更に毎年遭難騒ぎが繰り返される冬山登山も天候の変化と雪崩などの起きやすい時期である.くれぐれも用心して行動してほしいものである.

 

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これは、イギリスだけの問題ではない.日本の自動車産業が今までの栄華を失う第一歩の始まりかもしれないのだ.

 

 何故ならすでにガソリンを主とするエンジンの供給は、地球温暖化とからめられ急速にしぼんでいくと予想されるからである.日本の自動車産業がこれまで優位に進められたのは内燃エンジン製造という一日の長があったからである.その優位性が失われ、電動モーターの技術で争うとなると、今までの優位性が失われて多くの競争相手と同じスタート位置からまたスタートしなければならなくなる.

 車という乗り物を作る優位性はエンジンを除いてメーカー間の技術にそれほど差が大きくないというのが実情だからである.

 

 日本経済の発展の原動力であった自動車産業が衰退したとき、日本が世界の巨人でいられる車輪を一つ失うことになる.それは大きな分岐点でもある.

 高齢化社会を迎え世界はどんな状況になるのか予想できないことである.当然自分などがこの先の未来を予想できるとは思ってもいない.

 そういう意味で、今の日本人の誰一人世界の行方を完全に掌握できていないだろう.それは当たり前のことで不確定要素が多すぎるからである.物事は単純ではない.一つの経路で流れるのではなく複数の経路をたどって結果が出てくる.それをマクロ的な視点で見れば一つの大きな流れが見えるだろうが、そのマクロ的視点を持つのは人類では不可能である.

 

 10年前、誰が今のアメリカにトランプ大統領が誕生すると想像していただろう.自民党の安倍政権がこれ程の長期政権になると予想していただろう.