緊急事態宣言

 曇り、気温は零度.昨日の暖気で融けた雪が凍りツルツルで歩きにくい.

www.nikkei.com

 ついにWHOも緊急事態宣言を出さざる負えないところに来たということである.以前から言っていたが宣言が遅すぎである.最初に言っていた人から人への感染は認められない等の言葉は結局多くの国の判断を誤らせたということである.

 緊急事態宣言が出たからと言って何かが直ぐに変わるということではない.各国が協力して事態収拾にあたるということである.そして、中国への人の移動や物の移動に制限が掛ることが無いようにと一言付け加えられている.

 これは精一杯のWHOから中国への配慮なのだろう.しかし、感染の広がりを防ぐためには人や物の移動を制限しなければいけないのは明らかで、その点で発生源の中国からの移動は制限をかける必要がある.

 

 これは日本経済にとって大打撃だろう.何故なら物の生産を中国に依存している部分がかなりある.また観光産業も多大な影響を蒙るのは確実である.数か月の我慢であれば可能だが、これが年単位のスパンで継続するならちょっと危ないと言わざる負えない.

 また、今年の夏計画されている東京オリンピックは、大きな影響を受けることは間違いなく、期間をずらすか中止する判断が必要になる.

 

 環境問題が世界で重要課題になっているところにこの騒ぎが起きることになった.これは人類にとっての試練ということになる.こんな時に、大地震などの自然災害が起きないことを祈るしかない.

 

 しかし、あの中国の感染封じ込めに対する自信は、中国の巨大さゆえの脆さを露呈した.あれだけの人口を抱えた国をかじ取りするのは至難の業である.

 

 

 中国から世界を目指した多くの渡航者の中に感染者が大勢いたことは間違いなく.それが今回の感染拡大の理由だとしたら、渡航制限は必ず行わなければならないし、国内の日本人の移動もある程度制限しなければならないのではないだろうか?

 政府首脳たちはこれを決断できるだろうか?他国のことを笑ってばかりではいられない.