転売ヤーの話題

 雪、気温は0度.湿った思い雪が積もっている.相当の労力が必要な重さである.これが最後の大雪となるのだろう.

 Twitterのトレンドに転売ヤー死亡というワードが上がっていた.何事だとみれば、国がマスクを高額で転売するのを取り締まる法律を作るらしいということでの反応らしい.本当に誰かが死んだわけではない.

 転売そのものは経済の一つで昔からあるものである.例えば行商の人などは海辺の町で海産物を仕入れ山間部まで運んで売り、そこでまた物を仕入れ海辺の町で売ることで生計を立てていた.それはれっきとした転売行為である.

 今回の取り締まりの行為は、明らかに高額で転売したことが世間の反感を買ったと言える.例えば仕入れコスト+転売コスト+利益という金額が適正と考えれば誰も文句は言わなかった.しかし、定価の数十倍あるいは数百倍で売られるとなると異常である.今回の場合充分な供給を行っているにもかかわらず不足するというのはやはりどこかで取り締まりをせざる負えない.

 転売は経済行為の一つだけれどその経済行為は、何らかのルールで守られているはずである.そのルールがあるから転売ができる状態である.そのルールが無ければ暴力で奪い合う状態になる.そこから守られるにはあまりにもルールから逸脱した行為は制限されるということである.

 

 もし、転売ヤーではなくマスクを材料から仕入れ生産して売るなら問題は無かった.もし、異常に高額な価格を付けて販売したとしてもその価格で購入する消費者が居れば問題ない.その価格が正当であれば売れるし、正当でなければ売ることはできない.その正当性は消費者の判断に寄るからである.もしそのまま生産を継続できるならそれで商売を続けることができる.まあこれから生産を開始して販売しても間に合わないかもしれないが、挑戦してみる価値はあるだろう.

 

this.kiji.is

 もう一つ記事を取り上げる.集団感染の起きた場所の一つにジムがある.ある一定数が同じ時間、同じ場所で過ごす密室空間であるため、そこに一人でも感染者がいてウイルスをまき散らせば濃厚な接触となる.国が出入りを禁止すれば当然経営は行き詰ることは眼に見えている.

 今までも自然災害などで被害を受けた事業所などは、この辺りの補償は無く、事業資金の低利の貸し付けが主だったはず.今回の場合も行き詰ればそういった融資が受けられる制度をもうけるのだろう.

 

 本当に人生ゲームのように突然危機は訪れる.本来なら突発的な事故に備えた用意が必要なのだろうが、それも上手く準備が出来ていれば良いが全ての危機に備えをしているのは、事故が起きなければ壮大な無駄になる.その辺りの不運は何にでもついて回る.