天秤にかける時は公平な判断が必要

 雨、気温は8度.雨が降ると空気が洗い流されるようで気持ちよく感じる.これでコロナウイルスも洗い流されればよいのだが.

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 確かにこの問題は、鶏が先か卵が先かの議論に似ている.人間の往来を減らせば感染症の伝播は治まる.しかし、往来が減ればそれで不利益を蒙る人は経済的損失で生活できない人が増える.

 今回の感染で経済的損失を蒙る人には補助を行うということが確実にできるならできるはずであるが、今の現状は全ての経済的損失を蒙る人に援助は行きわたらない.経済的損失の規模が人それぞれでばらばらであるわけで、平等にそれを得るには少ない金額を均等に回すことしかできないということから一律の10万円ということなのだろう.

 堀江氏が言う重点的クラスター対策で果たしてこの感染が落ち着くかどうかは見通せない.その理由がまだ新型コロナウイルスの特効薬が行きわたっていないからである.それができるのは特効薬が十分量供給され使用される体制が整うまでである.

 もう一つ付け加えるなら、これ以上の爆発的増加は、本当に医療機関を崩壊させる.新型コロナウイルスが原因以外にも、それに医療関係者が関わるため他の病気の方の救える命を救えなくなる恐れがある.

 その点でい言えば、アビガンやレムデシビルがこれから市中に出回るようであるのでその時が来るまで自粛は続けた方が良いだろう.だから今は人の往来を減らすことが先決で経済の停滞を甘んじて受け入れることでこれ以上の死亡数を増やさずに済む方法であると考える.

 往来を増やし、新型コロナウイルスの罹患で経済が停滞するのと往来自粛で経済が停滞するのはどちらが有効かということである.本来なら一月ほど前から自粛を始めていればということもあるが昔のことを振り返っても仕方がない.これからの未来に向けての方策をどう考えるかである.

 今回の新型コロナウイルスの影響が終われば人類にとって良い方向へ進むことを望む.