曇り、気温は18度.風がなくひんやりとしているが、日中は30度近く気温は上昇する.
今まで自由な発言を認められていた香港で、国家安全維持法ができた途端、逮捕されるという事実に対して、日本人はマスコミはどう思っているのだろう.国民の何割かは他国のことに対して無関心だろうし、マスコミは囃したてるだけで何の力を持たない.
自分たちの未来がそうなったらという仮定で考えてみると良いだろうが、それさえもしない国民を作り出したのは、教育というものではないのだろうか?
そして、お隣の中国と海を挟んで存在する台湾は、常に中国から圧力を受け続けてきた.それは、台湾独立を認めないという強い圧力である.
もし、台湾も中国の一部になれば香港と同じように自由を制限される国となる.それを身近に感じている国の一つだろう.しかし、台湾内部にも中国と一つになろうと勢力が存在する.彼らは、香港を見ても同じ考えを貫き通すのだろうか?
この記事は、ニューズウィーク日本版なので、アメリカ国内で発信された記事ではない.情報源は、ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所の調査報告書による.
その中で、自民党の二階幹事長、今井首相補佐官、森まさこ法務大臣の名前が取り上げられている.日本をアメリカから引き離し中国寄りにしようと企てている仲間ということになる.
確かにまだ大国ではない中国は日本から技術協力を得るために表向きは友好的だった.本当に友好的だったのかそうでないかは既にこの世を去っているために確認しようがないが、貧しい今の国を反映させるために手っ取り早い方法は日本と仲良くすることだった.その後、順調に経済発展を遂げ日本を凌ぐ技術力を持つようになり、態度は豹変したと言って良い.丁度普通の人が一山当てて小金持ちになり威張り散らす様と同様である.国力が付けば他の国に対して威圧する態度を取るのは人間の業である.
未来の世界を考えるに中国が覇権を握る考えた場合、どちらにつくのが有効か考える輩が出てくるのは仕方がない.彼らを助けることで利益が戻ってくるのならそれで良いと単純に考えればである.
しかし、一端世界の覇権を握り他の国に影響力を及ぼすようになれば、中国が求めるのは香港と同様な国である.彼らの近くに居れば居るほど影響力が及ぶ.
簡単な理論で言えば何を得るか得られないかの理論で言えば、制限された自由化、制限された自由である.今までの常識で考えれば自由を制限されることに抵抗しなければならないはずなのに、自由を制限されることを望む輩が権力を持っていることが問題なのである.
マスコミにも言えるのだが、本来の自由がなくなれば情報を発信することに制限が加えられ権力のご機嫌を伺う記事しか書けないのを判っているはずなのに、日本より中国の方が幸せだと思っている人間が多数混じっていることである.
そうした行動が許されるのも自由主義国家の一員である日本という国があるからこそなのにそれが中国かすればどうなるか感じていないところに問題があるのである.
日本が日中友好条約を結んだ時、多くの国民は、中国が共産主義を辞めいつかは自由主義国家に生まれ変わると夢見ていた.残念ながらその期待は裏切られたことになる.