Jリーグ第30節 vs 広島 2-2

 曇り、気温はマイナス2度.冷え込みが厳しい.

 今日は11月最後の日となった.明日からはとうとう12月である.今年2020年はコロナに始まってコロナで終わろうとしている.本来なら東京オリンピックが開かれ華やかな1年になるはずだったがそうはならなかった.

 

 土曜日に行われた広島との試合、NHKで見た.丁度試合開始頃には雨がやみ日が差してきた感じだった.最初のコイントスで広島が後半を意識して陣地を変えるという地の利を生かした選択を行った.

 試合は、解説でも言っていたがミラーゲームで中盤のボール保持者へのプレスを基本とするお互いがボールを持つと早く攻めようという意思が感じられた立ち上がりだった.お互いにチャンスを掴むがシュートが決まらないという流れの中、先制したのはコンサドーレの方だった.

 ペナルティーエリアの直ぐ前でのFKのチャンスにボール前に立つのは福森選手.元コンサドーレの林選手が守るゴールめがけて蹴った山なりのキックがバーに当たりゴールマウスに吸い込まれていく.相手の動きを読んだ素晴らしいキックだった.

 前半を終え後半に入り、西日を浴びる側になったコンサドーレだが、ボール回しもスムーズで相手ゴールに迫るが、ロペス選手、ドウグラス選手にシュートチャンスは中々訪れない.しかし、またもやCKからの福森選手のキックからドフリーになった宮澤選手が頭で決めて2点リードとすると見ている方も今日は勝ったという気分になった.

 その気分も束の間、あいての攻撃からパスを通されゴール前に入ったドウグラス選手にシュートを打たれ一点返されると、左サイドで駒井選手がボールを奪われ相手選手がフリーになりシュートを打たれてあっという間に同点となる.

 見ている方は、余りの事に茫然自失となる.それは選手も同じだったようで相手に攻め込まれ跳ね返すのがやっとの状態になり逆転されるかと思ったくらいである.

 しかし、そこを踏ん張り何とか持ちこたえると今度はコンサドーレが攻め返すがゴールにはつながらない.後半満を持して登場したウーゴ選手も絶好のチャンスに不可解な判定で倒されたのにもかかわらずスルーされてしまうなどこの日の審判は曲者だった.

 1点目のシーンも高嶺選手が倒され流したところで金子選手がシュートするもそこから戻ってゴール前のFKにするなど結果はこちら側に有利な判定だったが、このところの審判は、流す流さないの判断がブレまくり頭に疑問符が浮かぶシーンが目立つ.

 最後の金子選手が倒されて得た最初と同じようなところのFKも福森選手が打ったキックが大きくゴールを超えてしまい試合終了を迎える.

 

 勢いはあっただけに価値を逃したのは残念な結果となる.途中出場のウーゴ選手も試合勘はまだまだ、更にコンビネーションも作れてないため今季の試合の中で結果を出すのは難しい感じである.負傷した膝の具合は、目立つようなところもなく状態は良いようだ.残りで結果を出して欲しいがどうだろう期待はするが今の出場時間でそれができるなら一流だろう.