J1リーグ 29節 vs磐田 4-0

 曇り、気温は19度.今にも雨が降りそうな空模様だが、雨は降らないらしい.日中は気温が上がるとのことだった.台風12号も沖縄周辺で停滞しているが、こちらも進行方向は日本列島を逸れて北上するらしく大きな影響はなさそうである.

 

 昨日のドームの試合、午前中別な用事がありドームに向かうことはできず急いで自宅に戻りNHKの放送で試合を見た.

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 前半、試合開始からコンサドーレのプレスが効き相手にボール回しを自由にさせない.前回の試合の時も磐田相手にはプレスが有効である.既に他のチームではコンサドーレ対策が進み、中盤でブロックを組みコンサドーレがボールロストしたら左右の選手が上がったところにロングパス或いは、ポストプレーヤーにボールを預け2列目が飛び出すというような仕掛けをしてくる.その飛び出しに走力で負けるコンサドーレはマンツーマンがずれ失点するというパターンである.

 この試合の磐田は、ベテランの遠藤選手を起点にボールを展開しようとしているのはまるわかりでそこにプレスすることが重要だった.遠藤選手を経由しない場合は、当然ワントップの杉本選手のマークになるのだが、その辺り岡村選手がフリーにさせないようにしていたが、それでもフリーでシュート2本打たれたが、菅野選手の好守備で難を逃れた格好である.前半一つでも決められていたらとは思うが、それでも圧倒出来たのではないかと試合が終わってみたらそう思う.しかし、試合を見ている時はどうしてもマイナス思考になり、失点することが非常に恐ろしかった.

 試合の流れは前後するが、最初の興梠選手のシュートが外れその後も上手く得点を入れられない時間が続く.惜しいチャンスを何度でも外し相手のワンチャンで負けるという試合は何度も見てきたのでこの試合もと思ってしまう.その心配を振り払ってくれたのは、福森選手のFKでの得点だった.本人も試合後のインタビューで言っていたが久しくゴールを見ることができず彼の能力も衰えてしまったのかと思っていた.それを本当に裏切る見事なFKだった.

 その後、金子選手とシャビエル選手のコンビネーションから2点目を入れたが、田中駿太選手のゴールがVARで取り消さりしたり、ポストに嫌われたりして中々3点目が入らない.3点目が入ればこの試合決定的だったのだが、今思えば2点でも勝てた感じである.

 後半も同様に途中交代で入ったキムゴンヒ選手のシュートがオフサイドで取り消され、ルーカス選手、金子選手のヘディングがキーパーに阻まれ、その後の金子選手のまた抜きシュートが阻まれとチャンスの数は腹いっぱいになるほどだった.

 そして、3点目が入ったのは後半も残り少なくなったころだった.スパチョーク選手とパス交換した高嶺選手がゴール前に持ち上がりパスしたボールが相手選手の足に当たりネットを揺らす.これで勝負あり、相手選手も一人少ない状況であり余裕を持って試合を終わらせられたが、さすがに走り過ぎてパスが乱れだし相手にゴール前に攻め込まれる場面もあった.

 しかし、疲れは相手も同じで一人少ない中で全体を押し上げても最後の最後でミスをする.それに助けられ最後には途中出場の小柏選手が単独で持ち込みシュートを決めて試合終了.

 この結果、順位は11位となり自動降格圏の神戸からは勝ち点で9差となった.残り6試合となったが、2勝して勝ち点40にすれば残留は確定だろう.下位チームも団子状態なのでどこかが連勝すれば抜かれる恐れがあるが、全てのチームが連勝することは考えられないので、勝ち点40以上を目指して残り試合を戦って欲しい.最終節のドームの清水戦が楽しくみられるようになると良いと思う.