この先の未来

 晴れ、気温はマイナス19度.北海道上空に寒気が居座る状況である.この寒さは当分変わりそうもない.

 

 新しい年になり、何かが変わるかといえば何もかもが自粛で身動きが取れない.新型コロナウイルスの感染拡大の抑制を考えれば致し方ないことなのだが、そればかりだとストレスが溜まり続けてしまう.

 

 この時期だからこそ何かに挑戦していかなければならないわけで、新しいことを考えていく必要がある.それを考えだすのにボーっとしてばかりではいけない.これまで休んでいた時期を栄養にして伸びる時期なのだと思う.

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 今回の新型コロナウイルスの件である意味閉じ込められてしまい影響力を低下させているアメリカを他所眼に重大なことが起きてしまっている.

 イランがウランの濃縮20%製造を開始したというニュースである.濃縮率が高くなれば当然核兵器製造という未来が見えてくる.今までアメリカ軍が中東で果たしてきた役割を失う結果になる可能性がある.

 何故ならイランを攻撃すれば核兵器アメリカで爆発する可能性があるからである.今までのように一方的にイランを攻撃してきた状況は困難になると予想される.

 この結果は、北朝鮮核兵器を開発することを止められなかったことに起因する.それは、まさしくトランプ大統領の考えが甘かった結果である.

 世界で抑制が効かない国が今後核兵器を手にするようになれば、今までのようなアメリカが自由を守るという体制は不可能になったということになる.アメリカがNOといえば世界の国々が従った時代は終わりを告げようとしている.あっけない幕切れである.

 そこでこれからの世界を想像しなければならなくなってしまった.今後の動きで一番大きな変化は米ドルを基軸とした通貨体制は今後終わりを告げるだろうということである.何が変わるかといえばやはり仮想通貨への移行ということになる.既に現金は電子マネー化し、企業が発行するクーポンは、電子マネーの様相を呈している.このまま電子マネーの普及が進めば、紙幣の流通は無くなるだろう.

 それが全世界で当たり前になる時代が来ていて、自国通貨の維持が国単独では無理な時代が来る.日本はきっとアメリカの様子を見ながら追随することになるだろうが、そうなれば今まで以上に経済はアメリカに依存することになる.

 しかし、アメリカが何時までも日本をパートナーとして扱ってくれるか判らないし、日本も他の国に浮気する可能性はある.

 

 もう一つは、リモートデスクワークが広がり、今までのビジネス形態がガラッと変わることだろう.東京に居ても地方に居ても同じ仕事ができるならわざわざ東京に住む必要がなくなる.もう少し地方の環境が便利になることで東京への一極集中は必要なくなる.

 本筋から離れるが、その影響は、テレビ局、新聞社にも及ぶ.東京に居ることで多くのメリットがあり情報発信の中心地で活動することに意義があったのだが、それが変わる.

 既に日本人のテレビ離れが進んでいたものが、今の状況により劇的に進んでいく.YouTubeのような形態が進み、個人が情報を発信できるようになり、今までの民放キー局が番組を作る意義が薄れてしまった.今後は、各々のテレビ局が知恵を絞って埋没しないように努めていく時代が来てしまったと言える.そうしてテレビ局がネットの世界に融合することによってテレビ電波の必要性が薄れてしまう時代はもうすぐそこに迫っていると言える.今後のテレビはNHKしか生き残らないだろう.

 アメリカの力の弱まりと共に、中国、ロシア、EU、そしてインドや日本、韓国、東南アジアなどの国々がどういったっ風にまとまっていくかが焦点になっていく.

 その時に日本の立ち位置が重要なところである.日本としては、東アジアの国々と手をつなぎたいのだが、そういった立ち回りが出来ていない.アジアも全てが民主主義国家ではなく、色々な形態で存続しており一つの理念の元集団として動くことはできないのが現実である.

 この先、極東の島国で生きていくことを選択するのかそれともある地域でリーダーとして生きていくのか10年後にはその趨勢が決まっていることだろう.