寒波が襲う

 曇り、気温はマイナス12度.今日から数日は、少し寒さが和らぐとのことだが、それほど気温が上がるわけではない.冷凍庫状態が続くのは北海道では当たり前.

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 北極の気温が上昇しているというニュースを聞き、北海道ではこれだけ寒い日が続いているのに何故と思う.

 北極の上空の成層圏では一般に平衡を保っており気温は一定を保っているのだが、その気温が上昇しているという.それにより対流の原理で冷たい空気が地表近くに下降し、異常寒波が北半球の地域を襲う仕組みとなっている.

 2018年ヨーロッパを中心に起きた大寒波が今年も北西ヨーロッパからシベリアに掛けて襲うと予想されている.その片鱗なのか北海道も去年の12月から低温が続いており、今年の冬は暖かいという日がなさそうな雰囲気である.

 新型コロナウイルスの流行に始まり、厳しい寒波が来るとなれば相当な犠牲者が生まれるだろう.

 今はまだそれ程現実味を帯びていないが、新型コロナウイルスにワクチンが有効とならなければ人類にとって2020年は不幸の始まりだったと記憶されてしまうだろう.

 

 新型コロナウイルス用のワクチンは、インフルエンザワクチンと同じと考えてよい.ワクチンを打てば絶対感染しないというわけではなく、感染しても症状が軽く収まる可能性が高まるだけである.新型コロナウイルスに罹ることは仕方がないことで、それを防ぐことはできない.

 しかし、ワクチンにより免疫の壁が築かれ多くの人の命を奪う事態にはなりにくくなる.そうなれば、新型コロナウイルスも深刻な感染症ではなく本当にただの風邪となる.その状態にたどり着くまでみんなで協力して立ち向かわなければならない.

 当たり前の日常が来るため油断しがちだが、毎日おはようの挨拶を交わしている人が突然いなくなるような日が来ないように健康な人も行動に気を付けて欲しいと願うばかりである.