非典型的な方への対応方法

 晴れ、気温はマイナス18度.12月から始まった寒さは今週で終わりそうで、これからは日中にはプラスの日が増えるとのことである.今回のコロナ過で生活が苦しい状態になっている人たちにとってこの寒さは本当に堪えることだろう.少しでも暖かい日が来ることを願うばかりである.

 

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 この件、情報が流れるにつれ受験生の問題が大きいと思われそれ以上のことは言及しない方が良いだろう.

 一昔前なら、こんなに早く情報が出てこなかった、あるいはマスコミ側で情報統制していた案件だったかもしれないが、コロナ、大学共通テスト初回ということで「鼻マスク」というキーワードはマスコミにとって格好の話題だった.

 さらにそれに突っ込む文化人評論家が存在することで色々なマッチポンプ状態が発生し、情報を発信したマスコミは大喜びなのだろう.早速、この受験生に取材に行くというのだからあきれる.

 さらに今回の件で意見を言った茂木氏については、何かを発信したい人なので、これ程パッシングを受けると思わないで試験監督官を批難したのだろう.きっと通常の受験生なら試験監督官も注意をし続けることは無かったのかもしれない.或いは、普通なら一回注意をすればそれで収まる状況になると思われる.それが出来なかったのが今回の騒動の発端だろう.

 あの少ない状況で、鼻マスクごときで試験失格という情報をきけば脊髄反射的に反応する脳科学者もいるだろう.きっと情報を得てひとまず情報収集して事実チェックを行ってから行動に移すという方法を取らなかったのだろう.

 脳科学的に言えばなんて言うところではなく、不随意運動で指が文字を打っておりすぐさま投稿したというのが本当のところだろう.そうして自分の早とちりが明らかになるにつれ、周りからの批判をそのまま受け更に脊髄反射で自分の正当性をグダグダと言い訳したというのが本当のところだと思う.

 この件の背景が本当のところはどうなのか知る由もなく、勝手に想像して書いてしまえばそれは小説である.

 一つ言えることは、この受験生の行動で他の同室の受験生が精神的な被害を被ったことに対する視点が欠如しているところである.

 間違いなく同時に受験していた者は、集中がそがれてしまったことだろう.その場合の処置としてそのまま流すことで、それを真似をして鼻マスクで試験に向かう受験生が増えたら茂木氏はどう対処するのだろう.例えばその状態でせき込む人が出てくれば、最初に対応を誤ったと思わないだろうか?

 さすがというかなんと言うか、打たれ強いのは文化人評論家の皆様が持ち合わせた「非典型的な方」が持つ特徴であるので、こんな批難は馬耳東風である.最後まで自分の意見を貫き通してこそ「非典型的な方」の特徴ゆえ、最後まで持論を曲げることは無いだろう.

 更に解決方法として上げている「後に事情を聞くなどの対応をとるべきだった」との方法は、茂木氏自身の行動が「それでは解決にならない」だろうことを証明していると思う.