香港の混乱は本体を揺るがすのか

 曇り、気温はマイナス7度.真冬並みの寒さである.上空に冷たい寒気が入り込み北海道を覆うような形になっている.この寒さは明日以降も続くということなのでなるべく外出は控えたほうが良いだろう.

 

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 香港の区議会選挙で反政府派の議員が数多く誕生したと報じられているが、これについての分析は、中国の締め付けが一層強くなるとの分析が多い.民主化を求め続けることは中国の一党支配を揺るがすことになるのは間違いないところなのだが、果たして中国国内の動きはいったいどうなっているのかが不明なためこの先どちらに転ぶか読めない.

 そこにきて、ウイグル族に対する中国政府の弾圧の証拠となる公文書が流出した.この文書の真贋が問題となったが概ね中国政府のものであると報じられている.更に公文書のため流出経路について議論があるが、反習近平派の行動であるとか、チベット独立派からではないかと憶測されているが真相は不明である.

 もし、この文書が正しいとするならウイグル族を中国から殲滅せんとする行動と言って良く.非難されるべき行為である.

 しかし、中国はあくまでもこれを公式のものと認めておらず、ウイグル族への弾圧もないと否定しているが、今までの状況から実際に行われていることは確実である.

 

 このように今後の中国国内の動きが見通せない中で香港問題は情報が溢れてくる場所だけにこのウイグル問題の影響を受けて香港市民の抵抗は大きくなるのではないかと想像する.

 しかし、あくまでも遠く離れた地から見ているだけで、この先どのような決着を迎えるか予想することも困難である.後は、この香港、チベットの問題が中国国内にどのように情報として伝わり反応するか、それとも反応しないかによって中国は鉄の国になるのか共産党一党支配が崩れるのか未来は不透明である.