オリンピックの勢いを生かす

 晴れ、気温は21度.

 台風も日本列島に近付きながら停滞する動きを見せている.予報なら今日にも上陸しているはずだったのに肩透かし状態になってしまった.この先ゆっくりと北上し28日から29日にかけて日本海側に抜ける予想である.

 

 昨日は、日本人の金メダル獲得する競技が多く、更に夜7時からは卓球、体操、バスケットなどが同時に放送されていてどれを見るかで迷うほどである.チャンネルを変える度に結果が目まぐるしく変わり良い場面を見逃している可能性があるくらいである.

 地元ということで地の利があるのだろうが、これ程金メダルを獲得するとは思わなかった.新型コロナウイルスの感染は全然落ち着かないが、日本国民全員が家の中でオリンピックを見ていたら外に出歩かずに感染が予防できるのではないかと思うので、これからももっと日本人選手の活躍を望みたい.

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 米中の外交高官による会合がありお互いに色々なことを主張したようだ.中国は当然自国への干渉は無意味だと主張するだろうし、米は、人権問題、香港、台湾問題について意見を言ったのだろう.しかし、これを字面通り受け取ってはいけない.お互いに含むところは大いにあり、これからの世界を動かす国としての駆け引きが当然ある.

 お互いに目に見えるところでは殴り合いをしながらテーブルの下ではお互いの利益が一致する部分での取引は必ず起きている.それは大国と呼ばれている両国だからできることだろう.

 では何故日本がそれをできないかといえば、やはり軍事力、経済力などの部分で世界を支配する所にいないということに尽きる.どちらも中途半端な国に交渉力は無い.今までできたのは援助という名のお金をばらまく行為ができたからであってその懐が寂しくなればそういった行動もとれなくなる.無い袖は振れないというところである.無い袖を無理に振り回してなけなしの金をばら撒くのが粋というなら日本人らしいということなのだろうが、全ての国がそう思うはずもなく、何時かアジアの片隅でひっそり暮らす国になるのかもしれない.そういった未来が見えては来ている.

 だから、このコロナ過をいち早く乗り越え世界をけん引する働きをすべきなのだ.しかし、それを望まない勢力は、コロナの被害をあまり受けていないはずなのに本格的に経済活動することを止めさせようとしているように見える.

 65歳以上のワクチン接種が80%を超えたならすぐにでも規制を解除して次の時代に進む政策を行うべきだろう.コロナが世界で収束するにはあと一年はかかるはずだから、その前に活動再開できることがこれから10年日本が生き延びるかどうかの瀬戸際だと思う.