新型コロナウイルスは人工的産物か? 偽造した版画は芸術か?

 曇り、気温は14度.台風16号は猛烈な台風となったが動きは遅い.これから徐々にスピードを上げていく予定だが、この速度が遅い時に迷走する可能性は無きにしも非ずである.ただ予想進路を見ると日本に大きな被害をもたらすことが無さそうである.

 

gigazine.net

 新型コロナウイルスの影響がようやく収まった気がするこの頃であるが、新型コロナウイルスが人工的に作られたものであるとの説が、有耶無耶に終わりそうな時であるが、そこでまた新たな情報が伝わってきた.

 アメリカでは、今月新型コロナウイルスの起源についての調査報告があったが、確定的証拠が無いという何か釈然としない形で終わった.今回の情報もキーとなる人物は、ピーター・ダザック氏で(この人は中国武漢に派遣されたWHO調査団の一員)ある.この人物は、武漢ウイルス研究所の関係者とつながりがあり、アメリカからの補助金を橋渡しした人でもある.何となくこれまでの経過からこの人が新型コロナウイルスと関係しているのは予想できるのだが、何故か核心に触れることを透明なバリアでブロックされている人でもある.

 アメリカが中国起源説を唱えるのをトーンダウンさせた理由は、アメリカ人が新型コロナウイルスの発生に関わっているとしたら中国と同様に責任問題となる可能性があるため原因究明に二の足を踏んでいる感がある.

 最近のバイデン氏の姿勢も、対決姿勢というよりこれで矛を収めてしまいたいという様子である.もともとバイデン氏も中国企業と関りが噂されており、脛に傷を持つ立場なのだろう.

 今回の情報も騒ぎたててもアメリカが口を封じれば原因究明にたどり着くことは困難なことになる.もしかするとバイデン氏が失脚する可能性も無きにしも非ずである.そうなるとうずうずしているトランプ氏が騒ぎ立てる気もするが、こちらも徐々に発言力を失っているためこのまま尻すぼみになるかもしれない.

 

 もう一つ気になる話題.平山郁夫東山魁夷などの有名作家の版画を偽造した事件の続報である.

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 当初800枚ほど作成したとの情報が流れており、作品ごとにばらつきがあるが、1枚数百万から数十万で販売されていたというのだが、その売り上げが6億以上というのなら偽造したものはもっとあっただろうと推定される.当然偽装したのだから何枚作ったのかの証拠など残すはずもなく犯人たちも少なく申告しているのは当然だろう.

 今回の版画の偽造だが、元の絵を元にして作者或いは親族などの許可を得て刷るのが仏とされている世界である.そう考えると良くある名画カレンダーと同じである.自分をそれを切り取って額に入れて飾っているが、今回の偽造品もそれと同じことになる.違うのは印刷方法だけである.

 印刷や紙が違えばそれなりに見栄えも違うのだが、額に入れガラスを入れてしまうと見た目は殆ど判らない.美術館の特別展示などでポスターや絵葉書を販売しているが、その他に油絵のように凹凸のある印刷で複製した絵も売られているが、印刷技術が発達すればするほど本物の価値というマニアしか判らない領域に到達してしてしまう.

 今回の件も、本人或いは親族が認めていれば売られているものと何ら変わらないところが今回の事件のミソである.版画の元を正せば瓦版と同じものである.いうなれば雑誌と同じである.それが多色刷りになり一枚を手書きするよりも大量に複製できることから版画が流通したわけであるのだから芸術とするのかは難しいというしかない.