アフガンでテロ事件

 晴れ、気温は19度.朝方曇っていたので放射冷却が無かったのかもしれないが、ちょっと変な感覚.

 

 

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 日本では組閣人事がテレビを見ていると速報として流れてくる.緊急速報が組閣人事というのも平和な国である.

 それとは裏腹に、アメリカ軍が撤退したアフガンでは、タリバン政権に対してISがテロを仕掛けるという展開になっている.ISもタリバンの支援を受けていた過去が有ったと思うが同じイスラム教といえど見ている夢が違うのだろう.

 中東は、昔から世界の火薬庫といわれている.欧米が中東に介入してから既に一世紀くらいたつだろう.国連の部隊が平和維持のための名目で駐留したりしていたが、争いは収まらない.そもそも論で言えば、統一した国家が存在しなく、今でも部族という地方の勢力がその地域を収めている日本で言えば戦国時代を続けているようなものである.

 人が集まる大都市も至る所にできてはいるが、その都市を結ぶ近代的設備が存在しない.地域と地域を隔てているのは砂漠で有ったり険しい山岳地帯で有ったりと地方と地方が簡単に交流できる環境で無いのがこういった争いを助長しているのだろう.

 こうやって簡単に書いてみたが、自分が思っている以上にその中身は複雑であり、その絡み合った事情を一つずつ解きほぐすことは誰がやっても困難なことなのだろうと思う.今までと同様この先も未来永劫こう言った状況が続くのだろうと思う.

 以前、石油を安全に獲得するために中東の和平に日本が介入するという話があった.確かに日本に金が有り世界の国々に金をばら撒いていた頃は、日本もそういったことができるという気概があった.しかし、その地に生きていない人間が日本の道理で交渉しても上手く行くわけはなく、今となってはそういうことがあったことを誰も知らない状況になっている.

 更に環境問題で世界が石油をあまり必要とし無くなれば、更に日本は中東から益々離れていくだろう.若い世代にとって中東は遠い存在になりつつある.