Jリーグ 第34節 vs 湘南 1-1

 曇り、気温は6度.今日はこれから日差しが戻り晴れるようだ.

 

 昨日はドームにコンサドーレの試合を見に行った.感染も徐々に収まり入場者数制限も緩和され1万人近くの人が入場した.緩和の知らせが出るのが試合の直近だったのでそれ程劇的に入場者数が増えることは無かった.もしこれが上位争いをしている状況ならまだしも実質的にJ1残留が確定しているのと相手が超人気チームではない点を考えると結構入ったほうといえる.

 

 試合は、結局引き分けで終わったのだが、宮澤選手が欠場になり、更に若手に切り替えると言っていた割にはベンチ入りがこの前加入が発表された西野選手だけという感じで予想したような布陣にはならなかった.これまで試合に中々絡めない中村選手や中島選手などがベンチ入りするかと期待していたが、監督は勝ちにこだわったのだろう.

 確かにこのところホームで勝ちに見放されており、サポーターに勝利の雰囲気を味わって欲しいと思っていたのだろう.結果的にはそれが空回りしてしまった感じである.

 

 この試合、前半ボール支配率では上回っていたが良かったシーンは菅選手青木選手の得点シーンだけで、それ以外は守りを固める相手守備を崩せず外からのシュートが多く、それが悉く決まらない何時もの光景になってしまった.

 そして、いつも通り前半飛ばした結果、後半息切れし相手に圧力を掛けられるとマークがずれて得点を許すという流れになってしまった.この辺り、繰り返さないための選手交代や工夫は今のところ感じられない.

 選手皆に驚異的な体力が有り、交代で出る選手が活躍できれば良いのだが、十分休養している選手も後半足が攣り、交代選手は中々能力を発揮できない.

 もし、工夫するとしたら交代で入る選手を先発させ先発陣を交代要員にすることくらいしか考えられない.或いは、交代要員の質を上げるかである.今のリーグの上位にいるクラブは、短時間では先発よりも能力を発揮するタイプを交代要員としている.それだけ能力の高い選手を控えに確保できる財政的裏付けと、控えに回る選手たちがこのチームに所属したいと如何に思わせるかが鍵なのだろう.先発したいのなら受け入れてくれるチームは幾らでもあると思われる.

 コロナ過で金がないチームになってしまった今のコンサドーレが、来期に向けて選手を補強していくのか腕の見せ所である.