ウクライナ市民の犠牲を少なくするために

 晴れ、気温は2度.昨日の夜に雨になり水溜りが少し残っているが清々しい朝である.

 

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 ウクライナ情勢を毎日チェックしているが、ロシアの攻撃はまだ続く.その中でウクライナ軍の降伏をロシアは求めているが、ウクライナはそれを拒否する構えである.

 抵抗を続けているウクライナ軍は弾薬が尽きる可能性が言われており、周囲を包囲されている状況で弾薬を供給することはできない模様である.

 

 西側諸国はロシアを経済制裁という兵糧攻めを行っているが、その効果はここにきて限定的であることが判っている.ロシアの経済を崩壊させない程度には備蓄があるわけで完全に全てを使いつくすまで数年掛るだろう.

 これに関してアメリカの出方だが、見ている限り有効な手立てを持たないことも徐々に明らかになっている.時代が巻き戻らないようにアメリカが誇示した強大な力は既に半減しておりそれが世界に知れ渡ってしまったことになる.

 

 日本はアメリカの軍事力に頼ってきたわけであるが、そろそろその効果は限定的になってきていることが判ったのだから次の手を考えていく必要がある.日本を取り巻く環境は悪化の一途を辿っておりそれを防ぐ手立てが必要になってきている.

 

 この戦争で人生を終えてしまうウクライナ国民とロシア兵について残念でならない.お互いがその残酷さを理解し、戦争を止めるという決断をして欲しいと思うのだが、そういう考えになることは無いのだろう.

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 安保理の改革を目指し、常任理事国が拒否権を行使した場合、総会で拒否理由を説明するようにすることを求める案を決議しようとしている.

 しかし、それも常任理事国を縛り付けることはできない.拒否権を否定するわけではないからである.

 今回のロシアの行動は、明らかに国連の目的に反しているにも関わらずその常任理事国が暴挙を働いても誰も止められないことが判ったということは、新しい国連を創設するしかないということでもある.