この先の世界

 曇り、気温は13度.風が強く寒さを感じる.夕方は雨との予報なので中々気分の良い日にはならない模様.

 

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 一進一退を繰り返していた東部戦線は、ロシア軍が優勢になりつつある.ここで持ち堪えることができないならウクライナ軍は大きな損害を受けることになるだろう.

 世界的な経済制裁や兵器、武器の供与によってもウクライナ軍が圧倒的にロシア軍を責め倒すことにはならない.やはり、今までの物量にものを言わせて攻め込むことで圧倒できる.これを挽回するには一回引いて部隊を立て直す必要もあるだろう.その辺りの決断は難しい.

 プーチン重病説もささやかれているが、嘘か誠か判らない状態であるのでここでロシア国内が戦争反対にひっくり返ることは無いのかもしれない.それを願うよりウクライナがどこで戦争を停戦状態に持っていくことが重要になってきた.ウクライナの兵士も相当数戦死している状況で今後の戦線の行方は混沌としている.

 

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 アメリカがロシアと全面対峙できない理由として上げられる中国との対決姿勢.こちらもウクライナ情勢が簡単に片付かない理由になっている.アメリカh過去のアメリカではすでに無くなっており、世界の警察官の役目を終えている.中国に対しても全面戦争になればアメリカが必ず勝利できるような態勢ではない.それだけアメリカは劣化してきている.ウクライナについてもできるならEUが中心となってロシアと戦って欲しいと願っているのかもしれない.しかし、EU化石燃料の供給ということで今まで密接に関係していたためこちらも全面戦争には及び腰である.できるならウクライナを犠牲にするのも致し方ないと考えている節がある.できる限り自分達の手を汚したくないのいうのはアメリカと同じかもしれない.

 今回のウクライナ戦争が簡単に片付かないのはアメリカの責任というよりはEUの責任かもしれない.EUが結束してロシアに立ち向かえばロシアは撤退すると思うが、既に第2次世界大戦以降戦争というものに別れを告げた国が大部分で国民に戦争という言葉はナンセンスに聞こえるのだろう.

 

 そして、中国との戦争は、どの国にとっても利益を生むことは無いのは間違いない.もしかすると台湾を中国が強行突破し占領した場合、アメリカは黙って引き下がる可能性すら出てきた.アメリカも既に国内の対立が覆い隠すことができないほど変化しており、今までのアメリカという形を変えてしまうのかもしれない.それ程危うく見えてきている.

 

 その中で日本はアメリカとの同盟を望んだのだけれども、頼りのアメリカが撤退するようなことになればアジアの勢力地図的に言えば劣勢に陥ってしまうことは間違いない.某コメンテーターが言うように早々と白旗を上げて属国となることも厭わない雰囲気になるだろう.その後は、民族同化政策で日本語の使用を禁じられ強制収容所行になるのだろう.

 

 そういった未来を変えることができるのか?ウクライナの戦争は世界の歴史を変える転換点になっている.