天皇杯 vs甲府 1-2

 曇り、気温は15度.日中は雨の予報である.

 

 昨日は、甲府天皇杯の試合があった.試合を視聴していなくネットで情報とテレビのニュースで大方の内容を知っただけである.

 結果は1-2で敗戦となった.蒸し暑さによりガブリエル選手が途中交代と選手にとって余り良い環境ではなかったようで、更に決めれば同点のPKのチャンスに金子選手が外すなどマイナスのイメージしかない.PKを決めたのは何時だっただろうというくらい外しているように感じる.

 

 というわけでコンサドーレカップ戦は全て終了し、この後の戦いにおいて若手が試合に出るには実力で勝ち取るしかなくなったわけで、後半に向けて選手のふるい落としが始まるのだと思う.ここで活躍しなければ自分達の未来へ向けて方向転換せざる負えない場面も出てくるわけで選手たちには試合と同様厳しい時間が待っているわけである.

 

 コンサドーレというチームにおいて永久は無い.選手も監督もある時期を共に過ごす時を共有する関係である.多くの選手、監督、コーチ、スタッフがその時々でコンサドーレに係り続けながらある者は別の世界へ旅立っていき、ある者は新しくチームに加わってくる.

 

 サッカーを楽しくやるのは一番だが、それ以上にチームとして勝利を突き詰める中で自分の実力を見定められる環境に置かれる.そしてその実力の判定がチームだけではなくサポーターやそれ以外の人からされるのは、一般社会人よりもつらいかもしれない.

 

 チームが不調に陥れば外野は直接関係ないにも係らず非難を浴びせる.今回は監督と選手に対するものが多い.特にミシャ監督に対して賞味期限切れとの非難は多くあり、選手たちに対しても強烈な非難を浴びせる.それは、発言に対して責任を取らなくて良いからである.外野は何とでも言える.その一人の中に自分もいるのだと思う.

 

 この何シーズンかはJ1に残留し続けている.それが、J2にこのチームが居たことを記憶から消し去りいつの間にかJ1の常連のような気持ちを持つ.過去の苦難を忘れ身分不相応な夢を語りだしその夢が夢でなくて現実のゴールでなければならないと勘違いしてしまう.何時からコンサドーレは、どのチームとも互角或いはそれ以上の力を持つビッグチームになったのだろうか?

 

 現実は、J2に負け、大学生チームとも接戦を繰り広げることもあるチームなのである.本当にどこにも負けないようなビッグクラブは日本のJリーグには存在しない.今のJ1のどのチームもJ2のチームに負けることがあるし大学生のチームにも負けてしまうこともある.それくらい戦力は紙一重で有るのかもしれない.

 

 同日行われた他の試合でも川崎、FC東京横浜FM、浦和が敗退している.コンサドーレが敗退しても不思議なことは無い.

 

 コンサドーレを応援するということは、こういった覚悟も必要である.J1が必ずではなく今の環境を死守することが改めて目標になる.そのためにチームは常に新しい衣をまとい古い衣を捨てていかなければならない.サポーターも同様、共に戦うのだという意志を捨ててはいけない.どんな逆境に陥ろうとも見捨てるのだけはやめるべき.