ウクライナと同様の未来が起きる

 晴れ、気温は10度.明け方前は気温がぐっと下がりストーブが恋しくなった.夜明けも5時くらいでないと来ず、寒さと暗さで心細さが増す.

 南海上で発生した熱帯低気圧台風15号に変わるようで、針路は日本を目指す形になるようだ.この後勢力が増すのか衰えるのかハッキリしていないが、風台風というより雨台風になりそうだ.

 

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 昨日も書いたのだが、少し書き足りなかったので今日も書いてみる.

 

 第2次世界大戦の終戦間近、当時のソ連は日ソ不可侵条約を一方的に破棄し軍隊を当時の満州国に侵攻させた.更に真の目的は北海道にあった.何故ならソ連が太平洋に進出するのに日本列島は防波堤のように存在し、今のウクライナと同様ロシアの黒海進出の妨げになるような状態だった.

 ソ連軍の侵攻が遅れたため結果的にソ連軍は日本に上陸することができず樺太と千島列島を確保することしかできなかった.その状況は、今のウクライナの状況と酷似しており、ソ連軍の侵攻が早ければ北海道はソ連軍に占拠されていただろう.

 もしそうだったならソ連軍が侵攻した満州国と同様に兵士はシベリアの収容所に抑留され住民の多くはシベリアに強制的に移住させられたのではないかと考えられる.

 テレビのコメンテーターの中には、侵略されたら白旗を上げて逃げろという者もいたが、その現実を判っていない.もしウクライナ戦争が始まった当時ウクライナが抵抗せずロシアに白旗を上げたならウクライナという国は消滅し、多くの国民がシベリア送りになり強制労働を強いられただろう.

 第2次世界大戦後シベリア送りになり強制労働を経験した人の多くは既に存命していないが、10年位前にはまだ抑留の話を聞けたのだが、多くを語ろうとしなかった.その強制収容所での生活の中で生きるために口外できないことも起きていたようで詳しく語ることができなかったようである.そういった歴史の記憶は経験した人が残さない限り今を生きる人には伝わらない.過去の戦争ではそういうことが日本人でも経験していたのである.だから、軽々しく白旗を上げることが命を救うことにはならないのだと今のウクライナの現状を見て考えるべきだろうと思う.

 

 国を守るということはそういうことだし、もし未来に今のロシアが軍事力を元に日本に攻め込んで来たら真っ先に北海道で戦闘が起こり多くの人命が失われる、その後占領されれば逃げ遅れた多くの道民がロシアの支配下に置かれることになる.その中で占領に抵抗する者は拷問され殺されていくのである.現実に今のウクライナでも占領された地に暮らす人たちが拷問され殺されていた事実がある.ロシアはそれはウクライナがやったことでロシアは関与していないと主張するが占領していたロシア軍がその地を制圧していたわけで、ウクライナ軍がそこでそういったことを行うことは不可能だろう.

 

 そして、ロシアは国内で兵士を半強制的に招集するようだ.更に核兵器の使用もチラつかせウクライナ及び支援している西側諸国に圧力を掛けようとしている.

 この戦争を早く終わらせるには、ロシア国民の中の戦争を止めさせたいと思う人たちの協力が必要である.ロシア国内で戦争反対の声を上げてプーチンを表舞台から引き下ろすしかない.

 それに対して日本も党派を超えてロシアに対して活動をしなければならいと思う.何故ならウクライナと同様のことが日本にも起きる未来が待っているからである.