ルハンスク州で6集落奪還

 晴れ、気温は1度.かろうじて零下にはならなかったが、他の地域で零下になっているところもある.この時期にこの気温は珍しい.これも寒気をもたらす高気圧が通過すると少し暖かくなると予想されている.このまま毎日零下になると体が付いていけない.

 

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 ロシア軍の背走が続いていると報道されているが、どこまでそれが続くのか、ウクライナ軍の状況はどうなのか少し気掛かり.相手に油断させておいて反撃に出るのは兵法の理.油断すると虚を突かれ今度はウクライナ軍が背走することになる.その辺りは油断ならない.

 しかし、これでプーチンが主張する完全な4州の併合は事実上破綻している形になる.後は、反ウクライナ(親ロ)が支配する地域の住民がどういった態度を取るか不明である.その理由は、以前も書いたが長年の占領により反ウクライナの住民が移住してきており既にロシア系の住民が住んでいる可能性が高いからである.その辺りの状況が見えてこないところが一抹の不安である.

 

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 この件で道内ゆかりの国会議員である鈴木宗男氏がこの件について意見を述べている.彼の視点から言えばロシア側に立つものだが、停戦をしなさいというのは正しい意見である.停戦した後に出てくるのは領土問題である.彼が尽力した北方領土についてロシアは返さないと言っている.それを当てはめればロシアはウクライナに攻め込んで併合した領土は返さないだろう.そこに矛盾は生じるがウクライナと日本は別と考えているのだろうか?そういう考えを持っているなら今までの自らの行動を否定するものだと思うが、平和的な解決が両方の利益には決してならないという歴史の流れをどう考えているのか知りたい.

 物事に話し合いは必要である.しかし、その話し合いは平和裏に行わなければならない.最初に武力で占領した後でそこから話し合いを始めようとするなら出発点は違う.まずロシアはクリミア併合前の状況に戻って話し合いを始めるのが筋と思うが、その視点ではなく、ロシアが攻め入っている現状でお互いがテーブルにつき話し合いを始めろと言ってるわけである.

 

平和的な解決は必要だが、話し合いのテーブルにつくにはまずお互いの主張が噛み合うところまで戦争が進行しないと無理だろう.第2次世界大戦の日本がアメリカの軍事力に一方的に攻め込まれても白旗を上げるのを最後まで止めなかった.今のウクライナも自分達の国を守るという意志の中で戦っているのではないだろうか?その戦いを直ぐに止めろというにはウクライナが納得する理由が必要だろう.