犯罪社会

 晴れ、気温はマイナス1度.夜中の雪で外は一面の銀世界になってしまった.町全体が冬眠したかの様である.これからも厳しい寒さは続いていくのだろうと思う.

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この後は、夜に北海道の上空を前線を伴った低気圧が通過するので全道的に荒れた天気になる.外出する時は猛吹雪に注意しなければならないところも出てくるだろう.備えあれば患いなしの通り急用でない場合はおとなしく家に籠っている方が良いだろう.

 

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 この事件、ストーカー行為を行う男性の執着心は恐ろしいものがあるということである.その心の奥底にある殺意のような危険な思いは、男が持つ本能的な支配欲というのも関係しているのだろうと思う.

 今回のようなことが起きると警察の保護体制が十分ではないという批判が出てくるが、実際に事件を起こしていない限り警察に強い強制力はない.さらに今回は「県警から貸与された110番通報装置を使っていなかった。ボタンを押すと位置や使用者の情報が警察に伝わる仕組」が有ったが急な襲撃で使う間も無かったようだ.もし、もっと強化するというなら、ストーカー行為を行っている者にGPS装置を装着させ半径500m以内に近付いたら被害を受けている人に通知が届くというような仕組みを作ればよいと思う.ただし、GPS装着には人権問題が当然発生するためその配慮は必要になるのだろうと思う.

 結論から言えば今のストーカー規制法の仕組みでは今回のような過激な容疑者に対しては無効であるということである.効力が発生するのは相手が一定の社会的分別がある場合だけではないかと思う.このままの運用ではまた同様の被害者が発生する可能性が高い.

 

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 この事件、「狛江市駒井町の住宅を「この家が強盗にねらわれているのではないか」という千葉県警からの情報提供を受けた警視庁」ということである.何らかの名簿が情報として裏社会に流れているということである.見ず知らずの人間に標的とされているというのは恐怖でしかない.今回の被害者も自分がそういう対象に上がっていることなど知らなかったはずで恐怖しかなかっただろう.

 道内でも去年から電話による詐欺事件が増えており確実に被害は広がっている.その被害の増加もこういった標的になる家としてアナログではなくデジタルのデータとして流通していると最近言われている.以前なら、家の外のどこかの場所に印が書いてあるという話があったが、そういった情報を集める専門の人間が居り全てを紐づけることができればその家庭の情報は筒抜けである.

 実際ネットのアンケートなども家族構成、年収など細かく聞いてくる場合がある.また、クレジットカード、ポイントカードの類もそうである.そういった情報が使われてしまえば自分で標的にされる条件を増やしているようなものである.特に一軒家などに住み住所を変えないような人であれば危険である.ネットに流れてしまえばそれを電話番号、住所などで紐づけてしまえば国勢調査同様の濃密なデータベースが完成する.今、マイナンバーなどに反対している人たちも既に自分の情報は隅々まで漏れている可能性がある.一度そういった情報のデータベースが完成すれば永久的にネットの中から削除するのは不可能で、ある意味情報化社会の利便性の反動ということになる.

 こういった技術の最先端を行く中国では政府に個人情報は筒抜けになっている.そういった監視社会がすでに出来上がっている.日本で国より早く犯罪組織が自分達の都合の良いシステムを構築しているとしたらと考えると恐ろしい話である.このまま放っておくと間違いなくそうなるだろう.