消耗戦が続く

 曇り、気温はマイナス8度.予報では道内全ての地域で大荒れの天気という予報だったが蓋開ければ何のことは無い荒れ模様だった.すこし肩透かしを食ったような気分である.それでも大荒れで交通網がマヒしてどうにもならないという状況ではないのは良いことである.

 

www.youtube.com

 戦争が始まった時、アメリカ、EU各国はウクライナに対して武器の援助を開始するとともにロシアに経済制裁を加えることで早期の戦争終結を望んだわけである.しかし、その願いもむなしく戦争は終結せず今も続いている.

 その中で各国は、世界経済の不安定さもあり国民の我慢も徐々に不満に変わってきているようだ.このままでは何時まで経っても戦争が終わらず援助を継続するのも困難になると予想され、更にロシアがこのまま盛り返しウクライナが占領されるようなことになればまず国境を接するEU各国に影響を及ぼすことになる.

 それを避けるためにはここで大きな武器供与で何としてもウクライナに勝利を収めてもらいロシアが降伏することを望んでいるわけである.

 もし今回の武器供与でも戦況が変わらなければアメリカ及びEUの立場が微妙になる感じがする.それは世界の均衡が危うくなるということだからである.ロシアはこの戦争後、アメリカ、EUが友好的でなくても国家として自分達の信念を貫き通すことができれば何も怖い物は無い.更にアメリカ、EUと距離を置こうとする他の国たちも自分達の好きなように争いを開始することだろう.

 今まで何となく力を発揮していた国連も今回の戦争でそれ程強力な機関ではないことが公になったことだし.世界平和を仕切る機関や国は存在しないことが明らかになる.

news.yahoo.co.jp

 一時優勢が伝えられたウクライナ軍も徐々に戦争遂行能力に不備を来し始めているような気配である.ロシア、ベラルーシとの国境全てを守るには兵士も武器も足りないのは当然である.ロシアも同様に戦線を広げているため同じような状況なのだが、ロシア国内がミサイルなどの攻撃を受けていないという有利さは大きい.この辺りの鬩ぎあいは時間が経てば経つほど有利不利が目立つことになる.

news.yahoo.co.jp

 戦争を有利に進めるのには戦略も必要である.その戦略の良し悪しで今後の戦況が変わるのは今までの戦争と同じである.このまま続けば続くほど色々な物が失われてしまう.できることならお互いが引くことを選択することも必要なのだが、それができる状況ではないのは間違いない.