H3初号機打ち上げ予定

 曇り、気温は3度.3月として本当に気温が高く、日中は10度を超えると予想されている.これでまた雪どけはどんと進むはずである.

 

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 打ち上げが途中で中止になり、その後の記者会見で物議をかもした記者の質問があったことで話題となった.そのロケットが今日の日中に打ち上げられる予定である.

 再調査の結果、1段目にある異常を検知するシステムが電圧異常を検知し補助ロケットに点火するする判断を切替、主エンジンの燃焼をストップさせたということである.これは会見でJAXAの職員が異常を検知しフェールセーフの設定に基づき正常にシステムが動作したため失敗ではなく中止したという理由が正しかったということである.そして、原因が分かったということで今日に至ったわけである.

 本来の目的はロケット打ち上げに成功することなので、その成功に向かって発射を一時延期することは当然である.何故かその点を理解せずJAXAが事故を隠蔽しているというような思い込みで失敗と言い立てた記者は反省すべきだろう.大がかりな国家事業に対して常に批判的な目で見る癖が付き物事を判断する目が曇るということは致し方ないのかもしれないが、その判断をする前に一度落ち着いて物事を判断すべきことなのはマスコミの一員として必要だと思う.もし、あのまま失敗と騒ぎ立てたらフェイクニュースを流したと言われても仕方がない.

 常に読者獲得のために真実と虚位の間で彷徨うマスコミの考えが取りあえず騒ぎ立てることを目的とするなら会社として当たり前の行動なのだが、それが結果的に真実でなければ叩かれるのも当然である.とはいってもあの記者も会社もこの件に関して誤報だったなどというわけもなくしれっとネット上の記事を見られなくすることでお茶を濁すことになっている.

 

 とはいっても今回の打ち上げが成功しなければ汚名返上とはならないわけでJAXAは成功するしかないと思う.そういうプレッシャーを感じている技術者及び組織の辛さは大変なものだと思う.それを喜びに変えて欲しいものである.