春の嵐 H3失敗 ウクライナ戦争

 曇り、気温は2度.今日も朝からプラス気温である.

 

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北海道上空は低気圧に覆われており徐々に荒れた天気に代わろうとしている.週末にかけて雪或いは雨の天気になる模様.例年だとこの時期に最後の大嵐が来る可能性があるがその辺りが心配である.

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 昨日これについて感想を書いたのだが、結果は失敗に終わり非常に悲しいきっもちになった.大勢の人の努力が報われないというのは・・・

 原因は2段目ロケットが何故か着火しなくなり、この後の飛行で危険性があるため破壊指令を出したということである.この件に関しての報道内容は、日本の技術の優劣について批評し今後の宇宙開発に向けた動きに大きな禍根を残したというものが多数だった.本来なら失敗しないことが大切である.しかし、その多くの失敗から日本は学んできたわけでこれで諦めては困る.三菱重工系で言えば、日本のジェット旅客機もそうだったが、採算ベースに合わないという理由から開発から撤退したが、その辺りはやはり会社の損得の問題なのだなと思うと非常に残念である.日本の技術の屋台骨を担う人材が会社の方針によって職を失い更にその技術が継承されないのだとしたら本当に大きな損失になる.日本国内にそういった技術を継承し新しい技術を生み出す土壌が存在しなくなったのが非常に厳しい.バブル崩壊のあと新興企業の育成が盛んに言われ政府も旗振り役としてお金を出して来たが結局世界に伍する企業は生まれずじまいだった.そういう意味でロケット産業よお前もかということにならないことを祈るのみである.

 

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 ウクライナ戦争の動きだが、東部ドネツク州のバフムトの戦いでウクライナ軍が戦略的に撤退するのではないかと言われていたが、徐々にロシア軍の攻撃の度合いが弱まったことから撤退を止めたというニュースである.今後予想されるロシアの大攻勢に向けてロシア軍の戦力を少しでも削いでおきたいとの考えらしい.

 欧米からの戦車の供与も始まっておりそろそろ実戦への投入も行われてくるだろう.更に戦闘機の供与も考えられていることから4月頃には一大決戦が行われる可能性がある.プーチンにしても国内の経済事情を考えればこれ以上泥沼の戦争は避けたいはずでロシア軍の体制が整えば一機に攻め込む腹積もりだろう.時間が経てば国民の厭戦感情は沸き上がり始め更に戦線に投入された兵士が遺体となって帰って来ることが多くなればそれに輪をかけることになる.

 そこで心配なのは、核兵器の使用と噂されている中国とイランのロシアへの武器供与だろう.中国は表立ってロシアに武器供与するのは今後の習近平政権が目指す「一帯一路」を実現させるためには障害になる.しかし、ロシアが今後中国の属国になるのだとしたらこの関係性を利用しない手はない.そこで問題にならない程度の武器供与を行うのだろうと思う.更にイランはロシアにドローン工場を建設し間接的に援助するということなのだが、その体制が整うまでは密かにイランから輸送するしかなくそれ程大量の武器を送ることは不可能だろう.

 また武器製造に必要な半導体もロシアは手に入れているとの話があり、可能な限りロシア国内で武器の生産は続けているようだが、それが間に合うのも少し時間が掛っているようなので実際に戦場に補給されるまでの猶予が必要である.その証拠にワグネルの創始者SNSでロシア軍が武器や弾薬を渡してくれないとこぼしているくらいなので補給が間に合っていないのは正しい情報だろう.

 しかし、その点で言えばウクライナ軍も何時までも欧米から無尽蔵に武器弾薬が供給されるわけでもない.実際、アメリカでもアメリカ軍が使用する武器弾薬が不足していると言われており、どこかの時点で補給が間に合わないということも考えられる.

 最後に言わなければならないのは、ロシアが最後の猛攻撃に出てウクライナ軍に反撃され撤退しなければならない状況に陥った時に核爆弾を使用するかしないかである.核兵器を使えばロシアは戦争後国際社会から孤立するのは目に見えている.それでも実施するならプーチンの最後っ屁にしかならないだろうが、プーチンの健康状態不安説も流れる中この後のロシアがどうなっても知らないということであれば発射ボタンを押すかもしれないが、この後何十年もその状態で過ごすことを悲観した内部の人間にクーデターを起こされる可能性は十分にあり、実際に核兵器を使うかどうか不明である.

 希望的観測で言えば、最後の反抗が始まる前に内部崩壊が始まることを期待する.