みちびき

 晴れ、気温は9度。肌寒い。今日は朝の6時に花火がなった。どこかで運動会が開かれるのだろう。

引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXMZO17056810Q7A530C1000000/) 

2017年6月1日、宇宙航空研究開発機構JAXA)と三菱重工業は、準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」2号機を載せたH2Aロケット34号機の打ち上げに成功した。みちびきは、人工衛星からの測位信号(電波)を使って位置情報を算出するGNSS(測位衛星システム)の1つ。GNSSでは米国のGPS全地球測位システム)が最もよく利用されており、代名詞的な存在になっている。

 みちびきは「日本版GPS」とも呼ばれる。初号機は約7年前の2010年9月11日に打ち上げられた。JAXAは今回の2号機を含め、2017年内に合計3機を打ち上げ、2018年度から4機体制で本格運用を開始する。これには、位置情報を利用する各産業から大きな期待が寄せられている。スポーツ界も例外ではない。

 既にGPSは生活に無くてはならないものになってきている。というか事前に自動車、スマホに組み込前れてしまっているためその機能がある前提になっている。

 

 これはセキュリティ上の話だが、スマホなどはアプリなどの中にGPS機能を使うように設定されているものがある。全てを見ずに機能を使う設定にしていると、知らずのうちに自分の位置情報が誰かに筒抜けになっている恐れがある。自分の居場所を知るのは確かに便利であるが、他人が使えば尾行されているようなものである。

 更にもし北朝鮮のような国がこのGPS信号を利用して日本にミサイルを打ちこむことが可能であれば脅威が増すことになるが、何故か北朝鮮から非難を受けているらしい。その理由は、偵察衛星として利用して監視に使うためのものだとしているらしい。確かに、北朝鮮国内の位置もGPS機能を使えば正確にわかる。また偵察衛星の画像と合わせれば北朝鮮の精密な地図も作ることが出来るだろう。

 SF映画に宇宙空間にレーザー光線を発射できる人工衛星を浮かべピンポイントで地上にいる人間を狙い撃ちできる社会が描かれていたが、そういった未来がもしかした目前に迫ってきている。善意で作ったものも悪意があるものが利用すれば危険なものになってしまう。それはいつの時代も同じである。今回のみちびきは我々をどこに連れて行くのだろうか?