プリコジンの存在

 晴れ、気温は20度.

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当初、日本列島に停滞するのではと言われていた梅雨前線は今後少しづつ日本を離れていきそうである.そのため今日から日本列島の殆どが晴れの予報になっている.このまま推移すると夏本番ということになる.北海道はこのところ涼しさを感じさせる気温だが、本州の一部では40度近くに気温が上昇し熱中症も増えていると伝えられている.

 昔の日本の夏は、縁側で風鈴の音を聞きながらスイカを食べるというイメージだったが、今では全ての窓を閉め切りクーラーをガンガン効かせるというのが主流になってきた.それはそれで空気を冷やすために電気を使い外気に熱を放出するわけだから外気温の上昇に加担していることになるのだが、涼しさには代えられない状況である.

 

 

news.yahoo.co.jp

 クリミア大橋が破壊され、その実行者がウクライナ軍ということでウクライナ国内をミサイルで爆撃した.標的はウクライナ穀物を外国に輸出する港オデッサで、最近ロシアがウクライナ穀物の輸出協定から離脱したために当然攻撃目標とされていた都市である.更にこの記事ではその行動を「逆切れ」と題しているが、使い方が可笑しい.逆切れは、自分の行動のせいで起きたことを反省せず反対に怒るという行動を指すので、クリミア大橋を破壊したのがロシア軍で無いとしたらこの表現はおかしい.しかし、ゆとり教育の影響で日本語の使い方について教育されていないと思われる人間が記者になり記事を作成することが多くなっていることを考えれば日本語の誤用は当然である.しかし、これから逆切れの意味が昔と違った意味として使われていくのだろうか?

 

www.yomiuri.co.jp

 ロシアで反乱を企てたプリコジンが話したとされる動画では、現在ベラルーシにいるとされている.反乱後すぐにプーチンと会談したと伝えられ反乱は無かったものとされているようだが、二人の間では和解したというニュースを国内に流す必要がプーチンには必要だった.それが国民の動揺を抑えるための手段である.

 その中でワグネルはウクライナの戦線に加わらずアフリカを主要拠点として行動すると宣言している.これも本心はロシアが弱体化した時、プーチンに代わる存在になるため自分の兵隊の損耗を減らしたいという意図があるためだと思う.

 プーチンにとってプリコジンはやはり目の上の瘤のような存在で遅かれ早かれどこかで諍いが起きるのは間違いない.