天才 藤井7冠 大谷選手

 晴れ、気温は20度.夏空がひろがっている.今日は真夏日になるとの予報である.

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梅雨前線も天気図を見ると大きく崩れそろそろ梅雨明け間近を伺わせる.北海道はこのまま本格的な夏に突入するわけでもなく不安定な天候が持続するようだ.北海道の夏は短い.早く晴れないかなと祈っているといつの間にか空きが忍び寄っている.

 

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 際どい将棋のように見えていたのが、いつの間にか相手の攻撃を交わし絶対優位になったところで佐々木7段が投了し勝利した.

 この戦い、先手藤井7冠の先手で始まり角換わりで進む.AIの世界では既に角換わりは先手が勝つということになっているが、人間の将棋ではまだまだ先手必勝ではない.色々な変化を人間が差す内にその変化が大きくなり先手後手どちらにも勝機が巡って来るからである.

 しかし、AIを超える手を差すという藤井7冠の先手相掛りの勝率はAI並みに非常に高い.このところの先手相掛りで負けた試合を見た記憶がない.それくらい絶対のもののように感じる.

 今回も将棋の世界を広げるべく新たな一手を差し、それによる変化に相手棋士も飲まれてしまったように感じる.藤井7冠と言えども悪手を指すことはあるのだが、それが相手棋士にとって悪手には感じず所謂毒饅頭に見えてしまうのだろう.そのため裏があると感じてしまうとそれに対応する正確な手を打ちにくくなるわけである.これで棋聖戦は2勝1敗となり有利に立ったが、次局は挑戦者が先手番を持って戦うので藤井7冠が絶対勝てるとは限らない.

 タイトル戦では一番短い持ち時間と一日制で戦うため挑戦者も自分の作戦に藤井7冠を嵌めこめば勝機はある.タイトル戦に相応しい熱戦を期待したい.

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 大リーグで活躍している大谷選手だが、7月初めの本塁打を豪快にライトスタンドに打ちこんだ.既に大リーグオールスターにDHと投手という2刀流で選ばれており、その前に景気よく花火を打ち上げた形である.

 今の大谷選手は打者としては、HRを打つか三振のイメージができつつある.HRの打ち損じがフライで有ったり、内野ゴロ、あるいはヒットというイメージである.そのメリハリは見ている人の心を興奮させる.

 大谷選手のHRは、当然自分ではできないことを代わりにやってくれる.勝手に自分の分身にしてしまうファンが大勢いるのではないかと思う.そういうアバターのような形で彼のファンが増えているのだろうと思う.現在の大リーグの選手の中で突出した能力を見せつけていることに驚きだが、それを成し遂げる大谷選手の凄さというものに驚きしかない.