J1 リーグ第19節 vs神戸 1-1

 ノエビアスタジアムで行われた試合の感想です.

 試合はDAZNで見た.BS1は2チャンネル配信となり画像が荒く見られる状態ではなかった.

 この試合、日本のJリーグで最後の試合出場となるイニエスタ選手の顔見世興行の様な感じになっており、会場はイニエスタ選手がスポットライトを浴び続ける試合となった.

 今季イニエスタ選手もこれまでの試合出場は殆ど無く、神戸の好調もやはり速いテンポでゲームを行う形で勝ってきた.その要因は前線の武藤選手、大迫選手がボールを収められてこそのものでそれが無ければというところだった.

 この試合は、大迫選手が控えに回りイニエスタ選手が中盤の位置に入り攻撃を回す役割を果たす形、それに対してコンサドーレは、何時もの通りマンツーマンディフェンスで前目からプレスを掛け相手のパス回しに対して上手くプレスを掛けれていた.

 先に書いたように中盤のハブとなるイニエスタ選手にボールを集めようと神戸がするのでパスの狙いどころを限定すれば難なくボールを奪えるため前半からコンサドーレ有利に試合を進める.コンサドーレのチャンスは多くあったが、この試合浅野選手のシュートが悉くボールの芯を外した形となり相手GKに簡単に捕球されたのが痛かった.神戸も同様にカウンターの形が何度かありその最後の詰めが決まっていればという場面もあり緊迫したものとなった.

 その中で先制したのはコンサドーレの方であった.CKから相手GKが弾いたボールが丁度詰めていたスパチョーク選手の前に転がりそれを冷静に決めてくれた.結局コンサドーレの得点はその一点のみとなってしまったわけであるが、それを後半守り切れるかというところで相手のCKから同点を食らい結局引き分けとなった.

 この試合、相手ペナルティーエリア内でハンドがあったわけであるが、何時もならあれは日本人のレフリーならPKを取っていたはずである.しかし今回のレフリーは外国人であり母国の判断でレフリングするためPKにならなかった.この辺り、故意ではないハンドで何時もPKを取られていた身としては納得がいかない判定である.あれがPKで無いとしたらペナルティーエリア内のハンドの基準を統一して欲しいと思ったわけである.

 

 イニエスタ選手は、昔、バルセロナに居た頃からファンだったので本当なら勝利でラストゲームを飾って欲しかった.もしコンサドーレの試合でなければ得点を祈っていただろう.めぐり合わせとはいえ少し複雑な思いで試合を見ていた.

 結局生で見れた試合は、ドームで行われた1試合しかなかったが、スペインまで行かずとも見れたことは幸せだった.