次期戦闘機開発 処理水問題

 晴れ、気温は17度.

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 ほっかいどう上空は、やや高気圧が優勢となっているが概ね気圧の谷間が迫っている.ここ数日はこの状態が続くため所により雷雨などの雨が降りそうである.例年なら既に大陸の高気圧が張り出しており北海道は秋晴れが続くのだが、その辺りが例年と違う気がする.この辺りは時が過ぎてから比較する必要があるのだろう.

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 今回の戦闘機開発は、日英伊という組み合わせとなった.

日本の三菱重工業と英国の航空・防衛大手「BAEシステムズ」、イタリアの航空・防衛大手「レオナルド」が今月に入り、協力の加速で合意した。3社を中心にJVが結成される見通しだ。

BAEシステムズはユーロファイター・タイフーンを製造しているメーカーであり手広く武器を製造している総合軍需メーカーである.そして、レオナルド社もまた同様な総合軍需メーカーでBAEと宇宙分野で協業の実績が既にある.

 三菱重工業は、日本の宇宙産業を担う王手メーカーであるが、武器輸出三原則の中で世界に向けて武器を輸出することは原則無く、自衛隊向けに供給する形となっている.

 その3社が共同で開発するのが今の支援戦闘機F2に変わるものと位置づけされているが、実際は、国内戦の際に使用される攻撃機となるものと見られている.完成が2035年とされていることから、当然AI支援の戦闘機となると予想され、無人攻撃機の機能も持たされる可能性があるが、その辺りはこれからの話であるのだろう.

 日英伊という組み合わせは、歴史からいって何故ドイルが加わらないかと感じてしまう組み合わせである.今回の組み合わせは、もしかすると今後の宇宙技術を含めた組み合わせとなっているのかもしれない.

 今までの戦闘機の共同開発の歴史から言えばアメリカとのものが中心だった.F2も国産での製造という案も有ったが結局F16を元に作り替えたものになった.その当時、日米の貿易摩擦が起こっており、日本に対してアメリカ製品を買えと言う相当な圧力のあった時代である.それを考えると今回の次期戦闘機開発が日米ではないことが決まったことは驚きである.それも時代の流れというものかもしれない.

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 福島原発の処理水放出問題.世界にとって事故が起きなければ放出され事は無かった件なので日本の説明如何では相当な非難を受けることは判っていた.しかし、原発を所有するIAEA加盟国にとっても実際はトリチウムを海に放出しているわけで、もし日本の放出が悪いとなればそれ相応の対応を取らざる負えない状況に追い込まれるため、面と向かって日本の処理水放出に異を唱える国は無い.

 その中で中国がこれ程までに日本に対して強烈に反対を主張する理由が存在するわけで、その大きな理由の一つは中国漁船が太平洋で操業していることに他ならない.中国漁船の日本のEEZ内での操業は数十年前から行われており、余りにも海は広いため日本の取り締まりも不十分なかでの違法操業である.

 既に中国領海内で中国漁船が漁をしているが既に資源は枯渇していると思われ、魚を求め太平洋の隅々まで進出しているのである.その中で日本近海の海は漁をするにはよい海域になる.中国にとって中国漁船が漁獲する魚が汚染されている可能性が出てくるのが怖いのだろうと思う.

 もう一つは、やはり台湾問題である.台湾が中国の領土と主張するのに対して、日本は台湾を支援する形となっている.そういった風潮は中国にとって目障りである.どうしても日本を悪い国と印象付けたい面もあると考えられる.

 先に書いたようにIAEAは、原子力を正しく使うための国際機関である.それと同時に加盟国に対して仲間意識は存在する.その流れの中で日本を批判することと組織を守ることは同一である.

 福島原発事故の後始末はまだまだ先の長い話である.処理が終わるまでの期間は、人の寿命を超えるだろう.この先も処理水は海に流される.自然災害のため起きてしまったことは仕方がないが、やはり、その辺りの安全性を考えて原子力発電所は作られるべきであると思う.