トランプ ダイハツ USスチール

 まだ夜明け前だが東の空に明けの明星が見える晴れ、気温はマイナス16度。冷え込みが厳しい。

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 北海道の周囲はいたるところに低気圧のマークが散らばりすごいことになっている。そのためか道内は晴れる所と雪の所と地域によってバラツキがある。今日もところにより大荒れの天気になるところがあるようだ。

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 来年の大統領選の前の予備選挙に出馬できないという判決が出た。とはいっても全州ではなくコロラド州の高裁の判決で、更に決定ではなく州の最高裁に判断が委ねられる過程である。この判決の元は連邦議会議事堂襲撃にトランプ氏が関与したと認定したからである。この先の状況で言えばトランプ氏は出馬するであろうと思う。もし、これが決定したならトランプ派の暴動が始まるかもしれない。そうなれば大きな混乱を生む恐れがある。

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 年の瀬の中発表されたダイハツの不正問題。30数年前から行われていたということなので会社内の歯止めが存在しなかったことが伺える。ある意味、ユーザーの信頼を失うダメな企業の典型といえる。今後、親会社であるトヨタがこの問題をどのように扱うかが焦点となっている。たびたび出てくるこういった不正は技術立国日本といった見出しがむなしく感じる。

 

USスチール、日鉄による買収でCFIUS審査要求-反発かわす狙い(Bloomberg) - Yahoo!ファイナンス

 日本製鉄があのUSスチールを買収するという話が起きている。この買収案件日本製鉄に大きなメリットがあるとは思えない。USスチールといえば日米貿易摩擦の際、日本製の鉄鋼関連製品がアメリカ国内で不当に安く売られているという訴えを起こしそのころの大きな話題となった会社である。USスチールアメリカ政府への働きかけが大きく寄与していた件を見てもいわばアメリカの顔でもあった企業である。当然、民主党議員がこの件に口を出し買収を阻止しようとしているが、そういったことも合わせると前途多難を思わせる。

 世界の鉄鋼生産は中国一強である。その原動力はやはり国内の不動産事業が活発だったからといえる。その中国で不動産不況に陥り鉄鋼製品の余剰が予想され、この先の鉄鋼業界は波乱含みである。今回の買収は、日本製鉄が主力としている付加価値の高い鉄鋼製品のシェアをUSスチールを買収することで確保する狙いだろうが、そういった製品も中国、インド、韓国の追い上げは強く安泰とは言えない。他の工業製品もそうだが技術力の差を今後も維持していくのは大変な努力が必要で間違えば一挙に衰退してしまう可能性もある。