J1リーグ第23節 vs 浦和 2-1

 雨、気温は15度.昨日の午後から気温は下がり始めた.夜中に結構な量の雨が降ったが警報までは行かなかった.

 この先気温は上がることは無い予定で、記録的な真夏日の連続日数も昨日で途絶えたことになる.さすがにこれまでの気温は異常としか言いようがない.

 

 昨日は、ドームに行き浦和との試合を見てきた.中観中のガンバ大阪に手痛い敗戦をきし、ACLを目指すチームの目標に陰りが出、結局は残留を逃れる試合の連続になりそうなうな気分が漂っていた.

 中断中は、J1の各チームが積極的な補強を行いチーム力を強化してくる一方、我がチームは、期待の戦力だったガブリエル選手がJ3の福島へ移籍するという話だけだった.

 

 小雨が降る中集まった観客は8800余り、途中道内がまん延防止が宣言されたところで前売り券の売り出しが中止されどの程度の券が売れたのか不明だったが、夏休みということも有り来場者は予想より多かった.

 場内のシートは赤黒に彩られこの試合を盛り上げようとする心意気が伝わってきた.更にコンコースには大勢の人が行き来しているのを見ていると本来ならもっと大勢の人がこの試合を見に来ていただろうと思うと残念である.

 

 試合開始は午後3時と遅い時間になり一時間程度シートに腰かけて試合開始を待つことに.相手の浦和は、中断中に選手の入れ替わりがあり、日本代表の酒井選手加入でこの試合に帯同するか気になっていたが、さすがに試合が終わってすぐは無かったようだ.

 また、着て直ぐ得点を量産していたユンカー選手はベンチとなり、後半交代出場の可能性を考えると脅威である.更に中盤で活躍していた小泉選手も欠場らしく、浦和の力量を推し量ることができないまま試合は開始された.

 自分の座っていた席からは、元コンサドーレの西選手が菅選手とバリバリやり合う展開をみることができた.

 この試合、ジェイ選手が先発せず小柏選手が実質ワントップに入り、駒井選手がボランチに入る形で相手と対峙したが、基本的にコンサドーレは何時ものマンマークなので相手が移動すればそれについて移動するためポジショニングは流動的である.

 開始直ぐは浦和が攻め上がるが5分くらいたつとコンサドーレの動きが目立ち始める.しつこいでフェンスと素早い動きは、相手の攻撃を鈍らせるに十分だった.そういった守備が相手のパスミスを生み獲得したコーナーキックで福森選手が上げたボールをドンピシャのタイミングで飛び込んだ深井選手のヘッドで先制する.

 この試合出場100試合目のメモリアルゲームで得点を挙げた深井選手は嬉しそうだった.こちらもいつもコーナーキックは得点の匂いがしなく得点は無理だっただろうと思っていたところで不意を突かれた感じであった.

 先制したコンサドーレは、全員がきちんとマンマークを怠らず相手のボールを奪うと子気味良くパスが繋がる.ゴール前に攻め上がりシュートを打つが相手の守りにふさがれ追加点は無く前半を終える.

 後半もコンサドーレの守備が冴える.そして、前半ポストに当てた惜しいシュートを放った小柏選手が、相手ボール奪取からのパスで抜け出し冷静にシュートを決める.これで2点差となり場内は何となく勝てるという雰囲気が漂う.

しかし、前半から走り続けた選手たちの体力が奪われ始めると選手の出足が鈍り始めプレスが掛らなくはじめた.そして、駒井選手が蹴ったパスがミスとなりボールロストから相手にコーナーキックを与えてしまうこととなる.既にゴール前には交代出場したユンカー選手が居り、得点を入れられるのではという感じになる.そういった感じは選手たちも持っていたかもしれない.キックの跳ね返りを相手選手に打たれ得点を許してしまった.これまで選手の守りは完璧だったのにこの瞬間だけ棒立ちになっていた.得点が入るというのはこういった心の隙間が選手たちに有ると起きる.

 2-1となり選手たちも浮足立つかと思いきや、気持ちで浦和の選手を上回り、相手陣内でボールを回し、時間を進ませようとする.そして延長は5分.

 この時間は長かった.上手く時間を使っていたのだが、最後に相手の攻撃がありヘディングがゴールに向かって飛んでいく.菅野選手も動けずボールを見送る.こちらの席からは決まったように見えてしまったが、後でDAZNで見直すとポストに当たっていたシュートだった.このプレーで試合が終わり勝ち点3を得ることに成功.

 

 この試合を総括すると、やはり得点を取るのは大変だということである.この試合2点を入れたが今後コンスタントに得点を入れられるかというとそうはならないだろう.相手が守ればゴールをこじ開けることは難しい.

 この試合、後半駒井選手のパスミスから相手に流れを渡してしまったが、ゴール近くでのパス回しには常に危険が伴う.選手たちの足が動くうちは良いのだが、足が動かなくなると思ったパスが出なかったり届かなかったりするようになる.後半の後半は毎試合同じような繰り返している感じがある.

 後は、キャプテン宮澤の存在感である.ガンバ大阪戦では練習中の怪我で欠場し、最終ラインに駒井選手が入るというゲームでそこのところで上手く行かなかった.やはり宮澤選手のこのチームでの存在感は大きい.後半足が攣って途中交代したが、彼が居ると居ないとでは全く違う守備になる.やはり経験のある選手の存在は大きい.チームを維持していくには、ポスト宮澤というのが課題となるのだろう.

 次は、ドームでFC東京との試合がある.相手は強力な外国籍選手を抱え攻撃は脅威である.それを防ぎながら如何に得点を挙げるのか?相手が攻めてくれるので攻撃側は得点チャンスがあるが、それは相手も同様でマンツーマンの守備で対抗できないかもしれない.その辺りミシャ監督の手腕の見せ所である.