韓国大統領弾劾か? ふてほど?

 曇り、気温はマイナス4度。

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 北海道は西高東低の気圧配置にあり、日本海側を中心に雪となっている。その代わり太平洋側北海道東部は晴れ間が広がる。今日も気温が上がらず真冬並みの一日になりそうである。

 

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 韓国の政界は未開の地のようなことが良く起こる。その原因はどこにあるのか分からない。韓国大統領の弾劾決議は今日にも可決されるようだと予想されている。色々論評があるようだが、北朝鮮がロシアと軍事同盟を結んだ今韓国の不安定化は相手の望むところだろう。

 

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 毎年発表される本当に流行語だったのか分からない流行語大賞であるが、今回別の意味で考えさせられる言葉が流行語大賞に選ばれた。

 「ふてほど」という言葉が対象に選ばれたのだが、ドラマ「不適切にもほどがある」が大ヒットしたとは感覚的にないのに何故審査員はこの言葉を選んだのか不思議だったわけである。しかし、ここにきて「ふてほど」が巷では「不適切報道」の略として話題になっているのである。

 最近のこの賞は、本当に流行語だったのか疑問に思うようになってきている。

この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。

1984年に創始。毎年12月初めに発表。『現代用語の基礎知識』収録の用語をベースに、自由国民社および大賞事務局がノミネート語を選出。選考委員会によってトップテン、年間大賞語が選ばれる。

選考委員会は、金田一秀穂杏林大学教授)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)、やくみつる(漫画家)、大塚陽子(『現代用語の基礎知識』編集長)で構成される。

 この賞は、ユーキャンが会社を上げて現代用語の基礎知識の販促のために年一回行っているものであると認識している。最初の頃は巷で話題となった気がするが、徐々に各年代層での流行語のとらえ方が異なることから偏った審査委員が選ぶことで世相からかけ離れた感じになったことは否めない。ということで近年話題に上ることが少なかったわけであるが、ここにきてネットで何故話題となったかといえば、別の意味の略語として言葉遊びされた感じである。ある意味、流行語として選んだ側がマスコミに属する者として捉えられその側が自らを揶揄した言葉を流行語として選んだと感じたのだろう。

 マスコミ側自体が自分たちの立場を揶揄することでその立場から脱却することを願うのだけれども何故かそれができないのは、今のマスコミ側を上から抑える立場の人間が脱皮できないということの表れである。今の60代である上に立つ者たちは戦後の教育を受け平和憲法、脱皇室を訴える教師に育てられた世代である。そして君が代を歌うことを拒否することが格好いい姿と見せられた世代である。その上の世代の労働運動、安保闘争、学生デモなどを見て育った世代であり、それに乗り遅れた世代でもある。権力に反発する姿にあこがれそれに郷愁を覚える世代である。あこがれることができなかったためそういった姿を夢見てそれを若い世代にも味合わせたいと勘違いしている人間が決めるのだから、そういった発言が当たり前となりテレビ、新聞は憲法改正反対、戦争反対という建前を前提として報道し、それに沿う学者などが前面に出てくるわけである。

 しかし、時代は変わっている。その考えに反発する世代が出てきているわけである。上から押さえつけようとする大人に反発しているのだが、見た目には従うことを装っていた世代が徐々に力をつけ自分たちが本来考えていたことを主張し始めてきたからである。しかし、残念ながらその世代は飼い慣らされてしまっているため思うように反発できないためある意味静かなる世代である。かえって無言で社会に沿うようでありながらSNSの世界を通じて自分たちの自己主張をする世代が徐々に時代を自分たちの物にしようとしているわけである。人前では大人しく自己主張はしないが、裏側で強烈な意見を発するためにマスコミが付いていけない状況に陥ったわけである。そのため表向きのマスコミが報じることが実際は若者たちに受け入れられていないことに気が付かないか気が付いていても気付かないふりをしているのである。

 数年先を予想すれば、今までマスコミを支配していた視聴率や販売部数という情報で動いていたものが、ネットの感想で動くようになるだろう。今でもネットから情報を得ているのに表向きはネットを不確かな情報といっているが手のひら返しをするのが見える。