札幌の監督は財前氏らしい

 曇り、気温は低い。風もなくどんよりとした空をしているがこれも嵐の前の静けさで、今夜半は嵐になるとの予報である。体が飛ばされるほどの勢いという事だから台風並みである。


 今朝のテレビで、コンサドーレ札幌の監督に元札幌のコーチを務めていた財前恵一氏に決まったと報じられた。

 財前と言えば室蘭大谷出身のあの財前である。将来を嘱望されながら余り大きな活躍をせず最後は札幌で引退し、その後札幌のコーチを長く勤めていた。

 札幌では、選手というよりコーチを長く勤め、現新潟の柳下監督時代にアシスタントコーチを務めていたのでテレビに映ることが有ったのを覚えている。その後、石崎監督が監督になると同時に福岡へ移って行った。

 

 もし札幌に居たという縁で監督になる成るS級コーチがいるとすれば、この人か、現ノルディーア監督の三浦雅之さんしかいないとは思っていた。

 しかし、あの相馬直樹が監督になるという話は一体どこへ行ったのだろう。おそらくは、今の陣容と経営状況から逃げられたのは間違いないところだし、次のステップとして札幌は不適格だったのだろう。

 

 

 監督問題が片付けば、今後はチーム編成が本格化することになる。チームの人件費が2億円程度という事なので、早々高い選手が入ることは無い。本当にユース出身の選手たちで戦うという事なのだろう。それで1年でJ1復帰を目指すというのは大変な冒険だが、それが今の札幌の現状なのだろう。

 メインスポンサーの石屋製菓に頼るしかない現状だが、その石屋の経営が今後何時まで順調に続くのか判らない状況で、どうやって広く浅く、北海道のクラブチームに応援してくれる企業を募るかそれが札幌の運命を決めると言っても過言ではない。

 日ハムの選手の契約更改が連日テレビに報じられ、景気の良い金額が飛び出してくる。あの報道を見て選手たちは野球選手になれば良かったと思っているだろうか?それともプロサッカー選手になれて良かったと思っているだろうか?そして自分も世界に飛び出していこうと思っているだろうか?