加計問題

 晴れ、気温は23度。日中雨らしいが気温は高いままだという。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20170711/ddm/003/100/132000c) 

加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題を審議するために開かれた、衆参両院による10日の閉会中審査。「行政がゆがめられた」と批判する文部科学省前川喜平事務次官が初めて国会招致されたが、答弁に立った政府関係者は「記憶にない」を連発した。約7時間に及んだ質疑は平行線をたどり、期待された真相解明の役割を果たすことなく幕を閉じ、野党は追及を強めた。

 この問題、何度も書いているが明らかにマスコミ側がマッチポンプの役割を果たしているのだが、その火が中々燃え広がらないために慌てているという感じだろう。

 昨日各社の世論調査の結果が報じられていたが、各社ごとに世論調査の結果が異なり香ばしい感じがする。その中で、加計問題で再度元文科省事務次官の前川氏が登場したのだが、よくぞこんなやつとは失礼だが、文科省天下りを率先して行っていたある意味公務員の恥部を演出していた輩が安倍内閣打倒の旗頭として担ぎ上げられているのを見るといやな気持になる。

 自分の恥を他人の恥で覆い隠そうとする輩が正しい勇気ある人ではないだろうと思う。マスコミの掌返しが本当に目に余る感じがする。

 その問題の本質は、改革特区の目玉にするために獣医学部を持つ大学を誘致した件なのだが、例えば自分がそういったプランを聞き、声を掛けるとしたら見ず知らずの人ではなく、今まで交友があった人を中心に声をかけていくと思う。

 更に言えば、今回の獣医学部については、公務員の獣医師が足りない部分を補おうという考えであり、それによって社会が回る要素が大きい。

 

 獣医師が充足しているといっても街中のペット専門病院の獣医師であり、その構成はいびつである。人が足りなければ待遇を良くして集めるべきだというが、公務員の中で大きな給与格差が出てきてしまうことになる。例えば日本が銃競争社会であれば弁護士が巷に溢れているように獣医師の門戸も広げるべきだろ。需要と供給の中で自然と社会に必要な獣医師の数が制限されれば特に問題ない筈である。

 今回は獣医師の問題がクローズアップされたが、今後、医師、歯科医師の規制も取り払うべきだと自分は考える。一時期供給と需要のバランスが崩れると思うが、医師職のエリート層を吸収することは日本にとって良くないことである。

 勉強ができるだけで医師を選ぶことは結果的に頭脳の偏在を生む。医療は試験の点数をいくら高く取ってもそれを生かすも殺すも人間次第で、計算力だけでは問題解決を行えない。

 そして、大きな問題は、やはり北朝鮮の核開発について日本国内の世論をそらしているということである。北朝鮮問題に国民が集中しないようにマスコミは動いているとしか思えないし、この危機と紙一重の状態で国内を混乱状態に陥れば北朝鮮の思うつぼである。その時間の間に着々と核武装を強化していけば何時しか誰も抑えることのできない国が出来上がる。