胆振東部地震からもうすぐ1年

 晴れ、気温は16度.空が高い.

 

 

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 北海道で大きな地震は、釧路沖、十勝沖が中心で、内陸部で起きたことは無かった.そのための備えは不十分過ぎるものがあった.

 あれからもうすぐ1年が経つ.そのことを思い出させるようにテレビで防災への備えを特集している.

 

 起きるべくして起きた地震と考えれば、この後もいつ何時大きな地震が来るか判らない.今まで大きな地震が無かったが故、安心して生活していたものが、その常識を覆されたために慌てふためいてしまったということになる.

 

 しかし、人間はのど元過ぎれば熱さ忘れる.そのため、1年経てばもう自身は当分来ないだろうと高をくくる人が増えてくる.確かに、1年おきに来るとしたらその間に小さな地震が来るだろうがそういった気配はない.なのでその気持ちは分かる.

 しかし、この時の地震震源は、あまり知られていない断層で、地下深くにどのような断層が走っているか全てが知られているわけではないため、もしかすると1年前の地震の影響で他の断層が不安定になっている可能性もある.

 元はと言えば東日本大震災の影響が波及していたと考えるのが妥当で、次の地震も連鎖的に起きるのは別の断層だと思われる.

 

 地球の地盤が踏み固められた土の板だとすると、平らになった地面に衝撃を与えればそこに無数のひび割れが発生する.そのひび割れの上に薄く土を撒いてしまえばそこにあったひび割れは隠れてしまう.

 

 人間は、地下に無数のひび割れを持つ大地の上で生活していると思えば、安心なところは無いともいえる.