パラリンピック

イタリア トリノで オリンピック、パラリンピックと続けて開かれている。

 オリンピックは、個人の能力を示す大会である。そしてこれに出場する選手は、選ばれた存在である。

 そして、体に障害を持つ人のためのパラリンピックは、そのハンディを克服した或いはしようとする競技なのである。

 そこで考えたのだが、格差の差を無くす、或いはその差を持つ人たちのための大会があるのだとすれば、貧しい国の中の暮らしに恵まれない人のオリンピックが有っても良いのではないだろうか。

 オリンピックなどの大会に出場するには、練習にしろ、その大会に出る旅費も含め多額の費用が必要である。そして、大会に出られるレベルに達するには、競技人口も必要である。

 そういったハンディを無くす仕組みが考えられないだろうか?例えば、団体競技に出場する場合に、必ず何人かの発展途上国の選手を加えなければならないなどの規則である。そうすれば、少なくとも何人かは、大会に出ることが出来るし、その選手が国に帰ってまたその下の世代を育てる。

 もしかしたら、スポーツによる交流が国家間の戦争を予防することが出来るのではないだろうか?