やはり世論は、スケープゴートを求め始めている。今日の生贄は、社会保険庁の元長官である。このような問題が起き、何人かが槍玉に上がりそれで手打ちになるのがこのような事件の常道である。
そうなると、そういう仕組みを放って置いた、歴代首相、厚生労働大臣、国会議員、社会保険庁の関係者も同時に責任を取る必要があるだろう。
余り拡散すると責任の重大さが失われてしまう恐れがあるのだが。
それにしても、このような無責任体質が明らかになると、良くこんな組織に大金を処理する事務を預けてしまったのだろうと思う。れっきとした国の機関であり、公務員が事務を執り行うことで安心しきった国民を見事裏切ったということだろう。
今回の、受け取り者不明の年金が950億円位（これは今後増える可能性大）、さらにこの処理に掛かる事務処理費用が同程度かそれ以上。見事に年金の原資と税金を食い荒らしてくれることになる。社会保険庁と言う組織が見事に機能していればこのようなことは起こりえなかったことである。
今後の流れとしては、多くの元社会保険庁の職員、役人が追及されていくということで宜しいか。参議院選挙のドサクサに紛れこの件も有耶無耶に終わってるのか、予断を許さない。
ただこのままの流れで行くと、何人かの役員の退職金を返せなどというニュースで、国民の税金を無駄に使ってしまったそのほかの関係者の責任は取られずじまいで、参議院選挙で自民党が惨敗する方向で行くのでしょうか？
年金は、第三者機関で審査され、年金をもらう人たちが文句を言わなくなるまで何年でも審査を続けるということで解決。
追記）
これはもう読まれないと思うので、こそっと本音を言えば、
まず歴代の社会保険庁の主だった幹部および厚生労働大臣、厚生労働事務次官、総理大臣、国会議員（国会議員年金）の退職金の全額没収する。
そして今回のおよその見積り額である950億円を一律だと問題があるので月額20万以下の年金受給者（ここら辺は、限度額以上もらっている人に計算ミスは関係なさそうなので）に分配すれば良いんじゃない。
全てを解決するのは無理なのに事務手数料をそれ以上かけるのは無駄である。
それで、責任者は坊主頭になって土下座で一件落着でどうだろう。それでも納得しないなら、昔の国民全員に商品券をばら撒いたように全国民にばら撒けば。それもそれなりにお金が掛かる作業であるから、今回の問題は如何にその費用を安く上げるかで決着したほうが良い。
でもこれは、根本的な解決は無理でしょう実際問題。
