健康

 今日は、昨日の夕方より徐々に気温が低くなったのを持ち越した感がある。空一面乳白色の雲が広がり、青空は見えない。風は無いが、14,5度くらいの気温だろうか。

 
 健康と言う言葉は、口にするのは簡単であるが、その健康と言う状態の範囲を決めるのは相当困難である。例えば血圧ひとつにしても、個人差があるからである。
 
 しかし、一度病気と診断されれば、それはまさしく不健康な状態であり、健康とはいえなくなる。上は癌から下はメタボまで病気の種類は色々あるが、どこか境界に踏み込めばそこに健康と言う言葉は消え去ってしまう。

 良く、高齢者の方で病院に入院される方で、生れてこの方一度も医者に掛かった事が無いという方がいるが、そういう人に限って手遅れの病に掛かっている人が多い。つい数ヶ月前までは、その人は至って健康体と考え、特に自分が大病を患っていることに気付かない。健康と言う言葉の空虚さがそこにある。

 人は必ず死を迎えるのだが、健康と言う言葉と死という言葉は常に隣り合わせに存在するものだと考えておく必要がある。その事がここ数日の出来事で実感している。

 ただ自分は、ギリギリ健康の範囲に居るとは思うのだがどうだろう。