宮崎のこと

 強い風を伴った雨が降っている。プチ嵐状態とでもいう状況。そのため、公園の桜やアメリハナミズキなどのせっかく咲いた花びらが道路に散乱している。

 今口蹄疫の問題で槍玉に上がっている、赤松大臣だが、始めて大臣に就任して5月のゴールデンウィークの外遊は、大臣として外国を始めて廻る機会だったので、日程をずらすとか、予定をキャンセルすることも出来なかったのだろう。

 その点は同情するが、会見のあの態度は、余りにも男としてみっともない。自分に非がなくとも所轄の案件の全責任者なのだから答えを考える必要があった。

 それは今まで野党慣れして、始めて国民の視線を浴びる立場になったからだろうが、民主党に期待していた人間としては極めて残念である。あの人が自分の上司だったら嫌気さすだろう。

 またこの問題で、当事者の東国原知事の対応だが、会見でのマスコミの質問は余りにも人間味が無かったかもしれないが、言葉を荒げてはダメだろう。相手は、怒らすことで相手の本質を暴こうとする。疲労困憊或いは感情的な時程人間の本性が出るもので、それを撮りたいがために相手は向かってくる。

 それを上手くいなすことができれば完璧だったが、あの態度をカメラの前でさらけ出してしまった時点でマスコミに負けてしまった。

 

 本人にとって今まで宮崎県産の加工食品を多くのTVに出演し宣伝して来た身にとって今回の騒動は水泡に帰す出来事ではある。

 今回の出来事の負のイメージを逆手にとって、宮崎県の県の体制をアピール出来るような戦略が必要だろう。

 これまでの出来を見ると危機的状況に於ける統治能力の欠如が垣間見える。これを上手く切り抜けなければ、国会議員には今後なれるかもしれないが、政党の代表になることは無いと思うが、そういった能力がない人が政党の代表をやり総理大臣に成って来た歴史が日本にあるのでこの先のことは判らない。