COPに思う

 晴れ、冷え込みは厳しい。真冬並みの気温が続いている。

引用 NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20121201/k10013883691000.html

温暖化対策を話し合う国連の会議、COP18では、2020年に始める温室効果ガス削減の新たな枠組みについての議論が行われ、日本が初めて発言しました。

しかし、各国の意見の対立は依然大きく交渉は難航しています。

カタールで開かれているCOP18の5日目の会議では、先進国だけに温室効果ガスの削減を義務づけた京都議定書に代わり、2020年に始める新たな枠組みで各国がどのような削減義務を負うのかなどをテーマに議論されました。

この議論では日本が初めて発言し、「新たな枠組みではすべての国が確実に参加しなければならない。メリットを設け参加を促すべきだ」と述べ、新興国も含めてすべての国が責任を負う仕組みにすべきだと主張しました。

また、アメリカは、現在の排出量が近い国は同じルールで参加すべきだと主張しました。

これに対し、中国は、自国や途上国と温室効果ガスを長年にわたって排出してきた先進国を同じ扱いにすべきではないと反論し、各国の意見の対立は依然として大きく交渉は難航しています。

議論に出席した外務省の南博参事官は、「主張の違いは大きくまとまるのに2、3年はかかるだろう。日本にとって新たな枠組みは重要なので、積極的に議論に関与していきたい」と話していました。

 異常気象が言われて久しい。それに対して地球上に生活する人間の意思統一は困難である。今まで化石燃料の恩恵を受けていない発展途上国の言い分は正しい。しかし、もしこのままこの地球上のアンバランスさを解消しなければ、地球上に暮らす人間は突然死を迎えなければならない。それを防ぐため、緩やかな死を迎えるため、地球環境を考えなければならない。

 ただし、人間だけが緩やかな死を迎えられるとは限らない。太古の恐竜が何の前触れもなく死滅してしまった原因はまさしく突然死だった。その二の前にならないと誰も保証はできないだろう。

 今後、我々が生き延びる方法は、この地球上で暮らす人間が未来の人間たちに何を残したいのか考えさせることができるかにかかっている。もし、今いる人間が、自分たちが生きている間平穏であれば関係ないと考えるなら、何も変えることはできないだろう。

 何時かは、確実に地球はまた氷河期を迎える。今の温暖化は、そこへ向かうプロセスを人間が狂わしているに過ぎない。ただし、そのプロセスを完全には覆すことは不可能で、何時か確実に氷河期が訪れ、地球上の人類が生活する環境は、月に生活するのと同じ状況に陥るだろう。その中で生き延びれる人類の数は、それ相応に減ることは間違いない。

 今、生きている大人と言える世代は、何となくこのまま色々な災害と向き合いながらも生き延びることができるのではないだろうか?やはり、今後の気象条件の変化は、今の20代以下の世代が一番大きく受け止め、更なる試練が訪れることだろう。

 だからと言って、人類滅亡から逃れるために宗教に入りお祈りしなさいと言ってわけでは無い。これは、自然という地球環境の緩やかな周期の中で暮らす人間の宿命である。この地球上に生活している限りそれから逃れられることができないことである。

 更に言えば、突然死を迎えるより緩慢な死を迎える方が、その先の未来に対する準備が少しでもできる可能性が高くなる。それでも、人間が何もしないというのであれば、このままの日常を繰り返し続けるしかない。