札幌の社長に野々村さん

 晴れだがまだ東の空の雲が邪魔をして朝日が空にしかさしていない。気温もマイナス5,6度というところ。


引用 スポーツ報知(http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20121213-OHT1T00228.htm) 

来季J2に降格する札幌の社長に、00年から01年まで選手として所属し、現解説者の野々村芳和氏(40)が就くことが13日、分かった。元Jリーガーが社長を務めるのは、97年に神戸で4試合出場した後、06年からJ2鳥取の社長を務める塚野真樹氏(42)に続き2人目。球団OBの就任は史上初となる。

 これは期待したい。

 代表に石水さんが復帰し、社長がこのまま続投しない雰囲気だったが、それが中々発表されないでいたので、少しモヤモヤしていた。

 何故なら歴代の社長がプロスポーツに関しては、全くのど素人であり、それを知りながらも積極的に学ぼうとする姿勢が足りなかった。唯一評価するとすれば、後ろ盾が無かったが市役所出身の佐々木さんくらいだった。素人ながらにも何とかプロスポーツとして本体をしっかりさせたいという気持ちが伝わってきた。それ以外の社長経験者は、サッカーに対する愛情がファンを含めたサポーターに伝わってこなかった。やはり気持ちが大事だし、それ以外のマネジメント能力が無ければ務まらない。それが欠如した人間を持ってくる会社自体も腐っていると言えるだろう。

 そして今季の補強の失敗と、夏頃の緊急補強の結果がこれまた泥縄式で、赤字を増やしたとあっては経営判断を誤ったとしか言えない。夏にあの補強をするのなら春先に行っていればという気もしないではないが、それは後悔先に立たずということになる。

 そして今回の報道である。野々村さんは、コンサドーレ札幌の生え抜きでは無い。当時のJEF市原の方が選手経験が長い位である。そして選手として札幌に居たのも2年とあっという間であったが、その後、札幌のアドバイザーになり、クラッキという会社を作りサッカースクールなどを運営してきた。若くして選手を引退しても、それなりに成功した一人である。

 会社を経営するという力を既につけており、更にサッカー解説者としても活躍し、サッカーを見る目というのは解説を聞いていてもしっかりした目を持っているのは間違いない。

 今回J2に落ち、運営費も軒並みダウンした時期、運営を任されるという事は大変なことである。立て直しに失敗すれば経歴に傷がつくし、今までの安定したものを失う恐れもあるわけである。それを覚悟で社長になることは、それだけコンサドーレ札幌に対して思い入れがあることは間違いない。

 今回、監督がなかなか決まらず、さらに契約が2月1日というのに更にびっくりしたのだが、本当に北海道フットボールクラブの先が思いやられる。本当にこの先の事は判らないが、野々村さんが変えてくれることを切に願う。